セーラームーンでも原作で横恋慕女、映画でゲイに近い男にまもちゃん攫われて、洗脳だか意識消すだかされたりする寝取られっぽい展開があった覚えがあるのに、グルグル2はそんな感じのフラグ立つと、作者とキャラがこぞって発狂して消してないか?って思うとやっぱ拗らせた男子のがヤバイな……。私みたいな面倒くさいカプ厨兼ドリームババアが「ニケはククリちゃんだけの王子様で勇者様だもん!!!!」ってキレた瞬間フラグが消えてるので、ホッとする反面、「何故入れた?」って疑問を感じる事が多い。

っていうかそもそもニケ、こんなのメチャクチャモテるだろ、ってキャラなのに、いまいちククリちゃん以外にモテないよね。モテないというか……ナナコナもジュジュも割とニケを好きそうな感じだったのに(単純に人間フェチとはいえ、ナナコナなんて結婚しよとか言ってたのに、出オチでその後一切言ってこない)、描写すらなくフラグがへし折れている? 運命の女神は完全に童話文脈の舞台装置だし、別に2の魔王ちゃんも、ニケが好きってわけじゃないし……。外伝・秋の使いのゲスト女子も、ちょっとカッコ良かったなーで恋する前に終わってる感じだし。

なんか……わかりづらいけど、渡辺道明先生よりこじらせヤバいんじゃないか?衛藤先生……。「ニケはククリだけの勇者様なので、ククリ以外が惚れる事はございません」と言わんばかりじゃない???向こうが勝手に惚れるのすら不誠実にカウントされてそう、って流石に邪推?

「自分でその展開入れた癖に当て馬女がクソほども主人公に相手されなかった上、自業自得の呪いでハナクソの塊になった渡辺道明先生(悪い奴は呪われる+正ヒロインには優しい主人公+恋を諦めるシーンすら化け物とキモがられ、ミサイルで撃たれるトドメの重箱セット付き)」VS「なんか前作から2までずっと、見えない力でニケへの横恋慕フラグが立つ前にへし折られてねぇか?と疑問を抱く衛藤ヒロユキ先生」、ファイ!!!!

あまりにもフラグが立つ前にへし折れるので、グルグルアニメの後期OPで、ニケが女子にデレデレッとして悪魔ククリにボコられるくだりも、初期ニケが割とナンパ系男子な割に、人選が無理矢理な気がする。

プラナノ→義理とはいえククリと一緒に大切に育てた娘やんけ
運命の女神→ただの舞台装置やんけ
ナナコナ→この中では一番無難なチョイスだけど、結局ただの出オチやんけ

まあ邪推に過ぎないと言えばそうかもしれないが、ヤバそうなカプ厨男作家見るのが好き過ぎて、イチャイチャカプ固定スレに居座ってたのも、そういう面倒な男の空気吸いたかっただけのような気がして来たな。いや別に、普通に情報収集の為に居たんだけど……己がキモすぎて、自分が自分で信用できなくなって来たな。

まあそれにしたって、2でニケが全く他の女にデレデレしなくなった事くらい作中で触れてもいいのに、ニケってホントにカッコイイ部分を作中でほとんど誰も褒めない。他所の感想を見ても「ニケってカッコいいのによくわからない」みたく言われるのはコレも原因のように思う。2でやっと、キタキタおやじがリーダーシップのすごさを指摘したくらい? ククリがなんかやらかしても全然怒らなくて、大抵は「別にいいって!」みたいに1コマで流しちゃうとことか、メチャクチャいい男なのに、ククリすらあまりそこをわかりやすく言葉にしない。ニケの全てがククリにとっての光の勇者なのはわかってるが、もうちょっと言語化頑張れ。だから何周もしてよーく読まないと、カッコいいのは確実なのに、具体的にカッコいい部分を言語化するのがムズイ……。サラッと読んでても割と読めてしまう漫画なだけに、他所で感想見ても、すごくよく読み込んでる人と、そうでない人とで差がデカい……。

ニケがルンルンお姉さんと再会しても「エキゾチック美人~」なんて言わなくなってて、懐かしい人に会ったな~くらいの緩いノリなの、なんか久々に会った親戚の男の子が、所帯持って大人の顔してたのを見たような、寂しくて感慨深い気分。
2024/07/02(火) 21:07 作品感想 PERMALINK COM(0)