急に「そうだ、衛藤先生が好きって言ってたレイ・ブラッドベリの霧笛が載ってる短編集借りて来よー♡♡」って急に思い立って隣町の図書館に行って、本借りてルンルンで家に帰ってくる途中、無印で砂漠を歩いて干からびかけていたニケクク状態に暑さでやられかけた。ククリちゃん風に言うと「スクリーントーンもなくなっちゃった」状態だった。夏の暑さ舐めてた……。直射日光ってやべぇんだなぁ……。そういえば昨夜からここでグルグルの事で騒ぐのが楽しすぎて一睡もしてないし、飯もろくに食ってなかった。やべぇ。

ギャグ風に描いてるけど、こういう「砂漠で干からびかける」みたいなちょっとした描写も、考えて見ると、何気なく旅のリアルはちゃんと描いてあるんだな、グルグルって……。いつもニケとククリが元気いっぱいに旅景色を楽しむから、臨場感みたいなものがあるっていうか……。アラハビカも、ククリちゃんとニケが二人でとても楽しそうだから私も素敵な街だと感じるんだろうなぁ。

ところで、歩きながら考えてたんだけどさぁ、衛藤先生がそもそも悪意とか差別とか、嫌なものを描くのが嫌いなのは前提の上で、ククリちゃんに対しては特に潔癖なんじゃないかなあ?って思った。恋愛も含め。なんつーか聖域に近いって言うか……。

がじぇっとのメインカップルは序盤でちゃんとお付き合いまで行くし(お友達からではあるけど)、ウサギテレビのイービィ達はそもそも最初から許嫁で、ちょっと女の子側がツン気味だけど、その事自体はなんだかんだとお互い当然みたいに思ってる感じだし。

で、「物語に必要な悲しみや悪意」に対しても、デキルコ外伝は優しさには溢れながらも一応陰口くらい叩かれるし、追放ものの構成にはなってる。魔王ちゃんも、想像よりは優しいお話に仕上がってるけど、キッパリと失恋自体は体験させられている。がじぇっとも、一個前の記事で言った通り、作品に必要ないじめ描写に関しては、一応描写がある。

ってのを考えると、ククリちゃんだけ、世界の悪意も恋愛も、すごい潔癖じゃないかなぁ、って。元々衛藤先生が悪意を描くのが本当に嫌な上で、恋愛も微笑ましいものばかりな上で、ククリちゃんはそこに輪をかけて色々出来ない事が多いんじゃないかなぁって。何でって、ニケを除いたら衛藤先生がこの世で一番ククリちゃんを愛してるから……。なんというか「12年間も閉じ込められていた女の子なんだからもういいだろ!!そしてこの子に変な事すんなよ!!」みたいな「圧」がないか??って。


単に「両想い同士キスしたり、お付き合いする」みたいな普通の付き合いの範囲含め、ニケと一緒にククリちゃん汚せないのかなって……。まあパンツ見たりくらいはしてたけど、「物にしてしまう」って事に普段以上に罪悪感があるほど特別なのでは???って。まあ流石にここまでくると妄想の域だけど、グルグル2はそんな風に、進めようとしても進まないまま19巻まで来てしまった感じがする。衛藤先生もニケククが、ククリちゃんが楽しそうに旅をしてるのを描くの自体は楽しいし、ファンもニケククが好きなら裏切ら慣れない安定性で読み続けるしで、ただ進みもせず、しかし安定感はあるままイチャイチャ旅してるだけで19巻まで来ちゃった、みたいな……。急に最近まとめに入った感があるのも、そこにようやく衛藤先生が気づいたんじゃないか?みたいな……。まあ流石に妄言の範囲だけどね。
2024/07/06(土) 12:07 グルグル考察 PERMALINK COM(0)