グルグルランド+の裏設定を読んで、
コーダイ国初代国王がそもそも闇魔法を差別で禁止して、その派生で闇魔法使いかつ特に怪しい魔法を使うグルグル使いのミグミグ族も差別されていた、そのくせ魔王が出て来ると毎回毎回ミグミグ族に押し付けやがるゴミ国王共という構図を知った今、グルグル2第2章のニケの挙動も印象が変わって来る。
ねえ、
ニケは心の中を読者にすらほとんど見せてくれないから推察するしかないけどさ……
第2章で王様と謁見する時のニケ、多分内心怒ってるよね?同時に多分真剣にふざけてるからわかりにくいんだけど……。↑の込み入ったニケの挙動だけでもわかりにくいのに、
ここのニケが終始可愛いギャグ顔してるから
ますますわかりにくい……。「よ
よく来たな勇者ニケよ」って言う国王に対して、ニケが
「ククリもいるよ」って言うの、
多分王様が自分からククリも一緒に呼び出しておいて、差別してるミグミグ族に触れないものだから、
ニケが代わりに主張してるんだよね……?
あ、そっか、そもそも
一章で、クソ王が魔物退治にニケしか呼んでないのも、
もうククリはグルグルが使えないから用済みって事か……。ここはククリの心理(グルグル使えないから勇者様と旅立てない)が入るからまあなんとなく
わか……んねーよいい加減にしろ衛藤ヒロユキ!!!!!!じゃ、
邪推であって欲しいんですけど、
クソ王の使者も、今はもう力がないとはいえ、一緒に世界救ったはずのククリに一切話しかける描写がないのも
用積みは使者も無視してる、ってこと……?
ニケ「断ったらどうなるの?」
兵士「それは非常にマズイことに!」
ってのも、なんかギャグっぽいし、その上テストサボれるだののギャグが入るからわかりにくいけど、
ニケは脅されてるから仕方なく連行されて行った、って事……?
テストサボれるギャグでわかりにくいけど、行く時「だいじょうぶ たぶんなんかの間違いだよ」ってニケがククリに声かけていくのも、
「脅しで連行されていくから」ってこと……?
大丈夫じゃないじゃん、だってもうちょっと後の話でわかる事だけど、もうこの時点でニケはもう勇者の光の剣使えないんでしょ……?
おしゃべりなアサガオでのニケへの励まし回、なんとなく読んでるだけでもホロリとしたけど、これ踏まえて読むと「勇者のあかしなんてなくていい、魔法も能力もなんにも持たないで走る勇者様が一番ドキドキするよ!」って言葉、ニケすごく嬉しかったんだろうなって……。相変わらず、コイツは読者にすら心の中を全然見せてくれないけど。
いい加減にしろ衛藤ヒロユキ!!!ホントにいい加減にしろ!!!!!!!代表作全体を使って超得意のミステリーをギャグとの合わせ技でやるな!!!!!!!!!!それで、2章に戻るんだけど、
ニケが帰る時「(出発の準備をして)くるがよい?おねがいしますだよね、王様」って言って「おねがいします」って言わせて、
その上「じゃ帰るからしっかり盛り上げてね」って「ニケ様ばんざ~い!」だけでなくしっかり「ククリ様ばんざ~い!!!」って城の兵士に言わせてるのも、
「俺だけじゃなくてククリをしっかり見て敬えよ、利用したんだから。ククリが一度世界を救って、また救いに行くんだから」ってなニュアンスだよね……?
これさぁ、何が悲しいかって、
ククリちゃんもニケの変な挙動とかに気を取られて&自分がやたら持ち上げられるって状況に緊張して照れちゃってて、
ニケの真意にやっぱり気づいてないんだよね、多分だけど……。
で、
コーダイゴミ国王が何で最後こんなに屈辱~みたいなツラしてるかって、
「汚らわしいミグミグ族を無視させず敬わせた」ニケが超腹立つって事だよね?
死ねよ。ホントに痔が爆発してから内臓も次々破裂して死ねよ。いい加減にしろ衛藤ヒロユキ&ニケ!!!マジでいい加減にしろ!!!!!!さりげないにもほどがある優しさは逆に毒だっ、残酷だっつってんだろ!!!!冗談抜きでコーダイゴミ国王をゴミとかカスってつけないと呼べなくなって来た。どうしよ、グルグルでこんなことになるなんて……。
なまじコーダイゴミ国王、羽振りがいいからわかりにくいっていうか、
ククリもあからさまな待遇はしないでお金は渡して学校にも行かせてるんだよね。一応必要最低限はしてるっつーかさ。
狡猾であからさまよりホント吐き気がする。死んでくれ、たのむ。何度もグルグル2読み返してて、「あれ、ニケ、コーダイ国王に対してちょっとやけに突っかかるな??」って違和感はあったんだけど……こうして書き出して見ると思った以上の闇が広がってた……。国王らのが禁止した闇魔法よりよっぽど闇だよ、魔王より吐き気がするよ。
ねえねえ、こうやって書き出しておいて自信がないんだけど、この解釈、合ってる……?
全部私のバカな早とちりって誰かに言われて安心させてほしいレベルなんだけど……。
多分、衛藤先生は2で頼れる勇者ニケを弱体化させて、ククリちゃんを頑張らせようとしたのかな……?しかし悲しいかな、確かに2のククリちゃんは結構がんばってはいるが、相変わらずニケがニケ過ぎて今でも結構強いせいで(戦闘力は落ちても、ギャグや機転で結構活躍できてしまう)、作者とこぞってククリをわかりにくく溺愛してしまうせいで、ククリちゃん頑張ってる!以上の何かは何も成し遂げられないまま、ゆるいイチャイチャ漫画になった感じ……。
本当に良くも悪くも。