3日くらいまともに寝てないのにすごい高揚感を感じる。(カバオのすごい一体感を感じるAA風に)

衝撃と良い意味で酷く、引きずるしたまに傷が再発までしたとかいうのなら(良い意味でね)、花散谷山人考や私は貴方の神様ですや猫の地球儀とか読み終わった後に体験したが、やっぱり自分が頭まで土下座しながら最高で最悪の溶岩とか硫酸を被るしかない(褒め言葉)(に見えない褒め言葉)、いわば受動的な感想だった。どこかネットのチラシの裏や作者宛に感想を書いても、何かしら考察らしき事をしても、それは原作の中にあるものを自分なりに綺麗に整えて書く行為でしかなかった。

誰に言われるのでもなく、自分の意志で自分の創作、オタク人生の謎解きも兼ねた、作者も作家の人生大半使って作って挑んでる、優しいメルヘンの形のミステリーに、自分のオタク人生全部使って挑んでクリア出来たっていうのはおそらくもう二度とない体験だ。

もちろんこの衛藤グルグルミステリーは、とっくに解答に至ってる人達が既にいっぱいいるんだけど、やっぱり自分の力全部で挑んで解答にたどり着けたのがすごく嬉しい。一回マジで自分の中だけでしか通じないけど、すごく大切なアイデンティティが壊れた感覚があってやばかったけど。

それでも傷つかなくて、衛藤先生を穏やかに尊敬する気持ちが残ったのは、衛藤先生が本当に優しい人で、多分これまでもこの先も誰も挑まない挑めない、或いは挑もうとしても成功しなかったであろう大難題をやりきれる実力があったからだろう。

なんかもう、グルグルに挑む衛藤先生、純粋に人として作家として好きだわ。変な意味はなしで。なんならファンすら100%、それに近いところまでたどり着く人は(グルグルを読んだ人口の割合で考えると)極わずかだと思うのに。

コレは本当に私が悪いんだけど、やっぱりこんなすごくて替えが効かないものをあまりに衛藤先生とニケとククリちゃんが優しすぎて、ほとんど忘れかけてしまっていた自分が悲しいなあ……。何回言ってんだって感じだが。そのくらい優しいから、忘れても忘れなかったんだろうが……。
2024/07/08(月) 08:15 グルグル考察 PERMALINK COM(0)