やっぱり色々書き切ったら、ここに出したグルグル読解は、読まれる読まれないじゃなくて、もっと誰かが読む可能性はあるところに出さないと、自分がオタクとして生きてきた意味とか、大学に行って勉強した意味とか、そういうものを全部見失っちゃう気がする。誇張ではなく。


というか、こんなに綺麗な意味であふれた作品、誰も読まないブログ(ネタ抜きで、ここ読んでるのもうカピバラさんと身内と、後いるとすれば特定不可能な謎の一人?くらいしかおらんと思う)で、同じ国文研究の人しか読まないレベルのオタク臭くて気持ち悪い文章でわめかなくてもいいくらい、ファン全員に知れ渡っててほしかったんだけど。

そもそもグルグルがわかってほしいって意図で描かれてない作品だから、本当に私がブログでわめいたレベルのところまで到達した人ってごくわずかなんだと思う。

それでいいといえばそうだけど、勇者ニケファンすらニケのククリへのヤバイ愛が伝わってない事、ニケククが好きな人すら、私が言葉全部尽くしても伝わらんくらい、お互いが好きなカップルな事が伝わっていない事を考えると、やっぱり衛藤先生はやり過ぎちゃったと思う。私もニケククカップルって実際強く求めて作品に反映されまくってたの気づかないくらい、無意識に覚えてたのに、ほとんど忘れ去ってたもんな。

衛藤先生は、上記の勇者ニケとニケククファン、自分の意志で衛藤先生とグルグルを理解したい人まで振り落とすほどの描き方、意図的+そんな気なくても作家としての美点欠点でそうなったという超技術でやってはいけなかったと思う。多分半分天然でそうなっちゃった部分もあると思うけど。


でも本当に悲しいよ、ギャグマンガなのに悲劇になっちゃってる
よ。勇者ニケの出会いからグルグル2最新話まで連綿と、おそらく永遠に続いている愛が、ククリちゃんをひっくるめて勇者ニケが好きな人達にすらまともに伝わってないっぽいなんて、私の気のせいであって欲しかったよ。でも多分本当にそう(勇者ニケとニケククファンすらわからん)なのよね……。

なのにどうして私がわかったかって、多分創作人間としてもずっと忘れてたくせにニケとククリを無意識に模倣し続けていて、本当に衛藤先生の綺麗な部分を心から人として尊敬出来て、かつ国文の勉強したことあるから、あの面白ギャグの軍団に惑わされ過ぎず到達できたってだけで、多分私も別の方向から衛藤先生みたいに狂ってるオタクなのかも。

とにかく、衛藤先生は、グルグルランド+にある「グルグル世界史」みたいな、やりたい話に直接は関係ない黒さはともかく、ニケククと勇者ニケの愛に関しては、本当にもっと、誰にでも伝わる描き方で描かないとダメだったと思う。

だってニケククと勇者ニケの愛、冗談抜きで私の国文学生くらいの解読・授業知識ないと解けないレベルに到達しちゃってるもん。悪いけど本当に衛藤先生善の芸術家過ぎて狂ってるよ。

解答編のないひぐらしの鳴く頃に
みたいなことを、ひぐらしすらない時代から、ベタな少年の愛と少年少女の愛でやるとかいう、作者とファンと誰一人一切報われる事のない事をやり続けてるんだよね。30年以上も。

衛藤先生、あんた、本当に狂ってるよ。どこまで自覚してんのか知らないけど。その狂い方が本当に善で、私みたいな厄介オタクすら傷つけず、長らく忘れてしまえるレベルの善だったから、多分今までほとんど誰も「衛藤先生はイカレてる」って思わなかったんだろうけど。
2024/07/11(木) 01:39 グルグル考察 PERMALINK COM(0)