テキトーに持って来たyoutubeのOPリンク作曲シナリオボーカル全部好きなスタッフ!!合わないわけがない!!!約束された勝利の剣!!!!!!
いやぁ、いっそ笑えるほど合わなかった。完。このライターの最高傑作って多分今だに私がハマった
「夢見師」だと思うんだが、
同じライターとは思えんくらい会話も話もテンプレで、ノルマのように入りまくるエロシーンにげんなり。
でもこのゲーム、
今思うとライターがかなり好きに書けたんだろう夢見師と違って、かなり制限が多い。
1.
同じエロゲメーカーの「ウソ」シリーズの派生?みたいな作品で、
何かウソ、騙しを入れないといけないらしいということ。
2.低価格ゲーなのでヒロイン固定はいいのだが、なんと
私服立ち絵もないから、イベントCGで誤魔化してるイベント以外は終始制服
(コレの感想で主人公も服くらい買ってやれよと言われているのを見て噴いたが、ホントそう思う)3.ノルマらしいHシーンが多すぎる。いくらなんでも多い上、
初エッチも強引にアリアが迫る感じ(一応気持ちは確かめてたかなあ、忘れた)で、これもまた何も考えず主人公を傷つけてるなと感じる。
まあこんなの、面白く出来るわけねぇな、って制限が多分多すぎる。そりゃつまらん。
まあでも一番納得いかねーのは、
前述した終盤の展開だがな。
時限恋愛ヒロインものののキモは、
読者も主人公も傷つく別れでありながら、それでも大切な、必要な出会いだったと感じられるかどうかだと思う。
その
キモの別れの際、前述のように問題点しかなく私の地雷しか踏まない辺り、時限恋愛物で一番カスだと思ってたセカチュー原作も少しは褒めるべきかもしれん。いや両方遠慮しときますわ~。
なんか一個ありゃあ良かったんだよな、私が
エロゲプレイヤーとしてアリアと主人公に出会う必要があったと感じられる何かが。何もなかったけど。
アリアが既に心の傷を持ってる主人公に、不用意な二度目の辛い別れを指せてしまう過ちに気づくとか、主
人公から食い下がって、出会った意味はある!って消える瞬間まで熱くアリアを愛すとか、
エピローグは主人公がアリアを一人で想うところで終わるとか、
新しい恋の予感を感じさせるにしても、アリアと出会って次に進む力を貰えたとか。
そんなもん一個もなかったけどな。
制限の多い作品なのは冷静になった今ならよくわかるが、それにしても
一個も時限恋愛物で重要な熱さが描けてない点は本当、夢見師で私を震え上がらせたライターと同じと思えない。
夢見師1章で、
大切な人を助けるたび、能力の副作用で消える記憶に
とすさまじい苦痛にギリギリまで抗って、夏先輩にクリスマスプレゼント渡した広宇の熱さ、マジでどこ行ったの?夢見師(PS2)をプレイしたのはもうずいぶん遠い昔、高校生の頃だけど、ここだけは今でもパッと思い出せるほど美しいゲーム体験だったんだけどな。夢見師も、根本の設定とその救い方のご都合主義(また次の悲劇があるのでは?)にはやや疑問があるけど、そんなの気にならないくらい↑のシーンは綺麗だった。
制限が多いのは仕方ないとして、
なんでこのゲームの別れってこんなテンプレで雑なの????何か
漠然としたものでもいいから熱さが、
私がこの二人に出会った意味があると感じられる何かがあれば、当時あんなキレなかったわ。
やっぱ納得いかねえ、このゲーム。低価格ゲームで制限があるという前提で考えても。だって
当時私がキレたのは、制限とか関係ない部分だし。
あとホント、
どんだけ寒くてもドヘタでも物語を作る時の制限があっても、それを上回る誤魔化せるほどの熱さ、作品にキャラと作者が込める想いって忘れたらダメだわ。
そこさえ忘れなければ、ウケが最悪でも、この世の誰か一人には刺さる。そういう
反面教師としてここに感想残しとく。
しかし
DLsiteに通るようなポイント貰える褒め感想はとても無理だったから
エロゲ批評空間で書いた感想、今見てもキレ過ぎでワロタ。やっぱ
私情緒が育ってねえ頭のおかしいオタクなんだな。
恋愛物ってさぁ、
描きまくるうちに作家が最初の熱さ、心意気みたいなの失くしていきがちよね……。改めて、
速筆ゆえに作品の出来にばらつきはあるが、絶対恋に落ちる描写や恋愛描写の美しさは手を抜かない夏緑先生とか、
かなりベテラン作家になっても初々しい少年少女描ける衛藤ヒロユキ先生を尊敬する。