金のトビラの歌詞を熟読していた。
まあグルグル2のニケはまんま↑の歌から持って来たやつだけど、コレの構想の元がもう二十年以上前に出来ていたというか、ニケがククリの月を食うっていうのはイラストにも描いていたから、ずっとアイデアとしてはあったんだなって感じ。
歌詞にもあるルナティックってのはまあ気が狂う、月を見ると気が狂うみたいなそういうアレだよな。オオカミ男みたいな。ルナティックって初めて聞いた時はキレイな言葉に思ったけど意味調べたらキチ〇イって感じの意味だったのちょっとビックリしたっけな。
月って言うと月のもの、まあ言っちゃえば生理とかそういう安直な連想ゲームも出来てしまうわけだが。でもコレも完全な邪推とは言えねえ気がするな……。ククリが出す月は、リンゴだったり茹で卵だったりするわけだし。
まあ押井守の天使のたまごで男が女の子の大事にしてるタマゴ叩き割るくらいの酷い暗喩的ニュアンスくらいの、暴力的衝動というか、背徳的衝動みたいなのを表現してるのは多分間違いねぇんだよな。
まあやっぱ「夜にククリのもの食いに来る怪物」ってそういう事よな。
性別が逆だったらもっとわかりやすそう。あんまりな発想だけど。そもそも生理が何かっつーとアレは赤ん坊作るための素やらなんやらが使われず出て来てしまうわけだから、なんかやっぱそういうもんを食ってるみたいな……そういうアレ絶対あるよな。夜というのもやっぱそうというか……。
まあ分岐がニケベスベスと月を食べる竜って時点で多分竜もグルグルだから何も起きてないってだけで、
エロゲだったら和姦Hくらいにはなってるんだよな。無差別レイプ魔になるくらいなら私を食べて!みたいな。過激な要素で読者を釣るタイプの少女漫画だったら毎夜キスをしにくる竜みたいな……
実際ほっぺまでなら無差別ってグルグル2の竜ニケも表現されてるよな。なーんか
ここら辺も面倒くさいククリちゃんが身持ち硬くするからややこしくわかりにくくなってんだよな。次からは
コントロールして自分だけにほっぺにキスさせるよう調教すりゃあいいじゃんね。何よ他の人にするならあたしにはしないで!ってメンドクセー女だな……。しかし竜ニケになる辺り読み返すと、作者が今回こそはくっつけるぞ!!!と序盤のニケ強制離脱~竜ニケ辺りまではやる気満々だったのがわかる。なんかトチって滑って転んで、こりゃ無理だって感じに後は友達以上恋人未満の関係でイチャつかせるのが限界だった感じがすごくするけど。まあそれでも楽しいは楽しいからニケククのキャラとカップルとしての魅力と、衛藤先生の技術はやっぱりすげーんだけど、「心は子どものまま、なんなら無印よりも幼い状態で、かつ大人の恋として二人意識し始める」みたいなのはちょっと、流石の衛藤神でも、いや衛藤神だからこそ?難易度高すぎな題材かつメインテーマの組み合わせだったというか……。
やっぱり
ちょっと先人がいなさ過ぎなジャンルなんだよな。そういう他人を参考に出来ず、でも新しいジャンルを描くってのはもはや、楽しいギャグ漫画というか面倒な村上春樹がやってることやねん。
私も
心理学だの哲学だのはさっぱり過ぎて今読んでるとこだから現時点で断言もアレだが、やっぱ
心理学哲学方面で変な事やってんのは間違いないよな、月を食べる竜。やっぱ
この漫画、ガチで解読しようとすると村上春樹熟読してアドリブで数日で卒論書いてた時よりムズイわ……。村上春樹はわけわからんもん書くのに専念してくれてるからいいんだけど、コレにひぐらし(解答編なし)とボボボーボ・ボーボボ混ぜるのはホントキチ〇イ、ルナティックの発想やねん。
まだ↑までなら良いとして、明らかに2のレイドと魔王ちゃんとかも、扱い切れなくてとちってるくさいし、そういう構想の残骸っぽいものが、また話をわかりにくくしてるっつーか、流石のアドリブとかく乱の達人作家も、やっぱ色々2はとちってると考えた方が逆にわかりやすい気がする。