神坂一先生、リナみたいなのはリアルだったら苦手かも言ってるけど、リナだの日帰りクエストのエリだの、クロスカディアのヒロインだの、ああいう女子描くのは大の得意なの、私の感覚だと作品の作り方がだいぶ独特だなって思う。モチーフとして動かしやすいのと好みは別なのはわかるけど。衛藤先生とか田中ロミオ先生とかは自他ともにああいうのが好き認識って感じっぽいが。なんか作品の書き方が私の好きな他の作家とやや違いそうな感じはある。バランス感覚が上手くてそういう計算的な作りが上手いというか。客観的で冷静な感じがする?

そういえばコレ一回こっきりだったリフレインブルーのライターも、少女も上手いんだけどなんか……どっちかというと「少女の心を持っているけど立派な大人のお姉さん」みたいなやつのが好きそうな気配したな……。主人公からグイグイグイ―って行く流れになるのが大人の姉さん二名のルートしかない。いや少女相手でも紳士ではあると思うが……。(ちなみにこのゲームはライター一人の単独作品である)少女たちもキッチリ描き切ってたと思うんだが、どうも個人的に由織さんとみかげさんほどのガチフェチを感じなかったんだよな……。

なんだろう……世間の需要はともかく書(描)き手側に実はそんなに少女フェチ、ガチのロリコンがおらん気がするこの感覚は……。単に私も好みがロリコン寄りで普段の観測範囲もそっち寄り&ロリコン系作家が、言ってしまえば悪目立ちしてるだけで、案外割合が低いのかもしれないが。

というか、私好みの、雰囲気良い少女との純愛描ける作家の割合が単純に少ないってだけかもしれない。一個下とか雰囲気妹系でもなんかマニアックっぽくなるのに昔から納得がいかないが……まあ生々しい、丸め込まれた感じから脱せる人がすくないのかもしれんが……。ふんわり妹系で補完されちゃうことが多いせいなのかな。

妹系でも子ども扱いであしらわれるわけでも悲恋でも遊びでもない、少女との真剣交際。みたいなやつって案外ないな……。ロリコン趣味ならいっそ振り切った陵辱系だの、義理にしろ血縁にしろ妹系でなんとなく補完だのになってしまうのか。

まあ学園ものならそもそも一個上の先輩ってだけでまず絡ませにくくなっちゃったりするしな……。そしてこのラインは多分、よっぽどそういうのがピンポイントで好きじゃないと描くも読むも他の属性で補完されてしまう。うーん。

そもそも自分が無条件でブラコン妹を喜べるようなオタクだったら良かったんだろうが……無条件作家買いでもなきゃうーんまたかいな、ってなっちゃうからな。
2024/10/31(木) 02:03 雑記 PERMALINK COM(0)
月に一回はカクヨムで短編小説を出したいと思っていたのに、なんか何度か試みてもボツり散らかして全然上手く行かず10月が終わりそう。
2024/10/30(水) 18:15 UNARRANGEMENT PERMALINK COM(0)
ちょいちょいカクヨムのウンコ我慢勇者のクソ小説にコメント来るのなんなの?しかも触発されて私よりガチのウンコ漏らし小説書いた猛者まで出たのなんなの?

私のせいで産まれちゃったというか漏れちゃったらしいウンコ恋愛小説リンク

ウンコ勇者よりかはもう少し面白いの書いてるはずだけど、アレが妙にコメント多いんだよな……。

「アレを公開する勇気がすごい」と言われたが、アレ、そもそももっと伝説級の「よく最終決戦なんて最大の見せ場をこんな展開で商業誌に載せてスベらなかったよな」って漫画の無意識パクだからな……魔法陣グルグルっていうんだけど。

まあ……私が真面目に書いた話って、遊びが少なすぎて、あんまコメントしたりとか、パッと見で読んでみるか、ってならないんだろうな……。実際読んでみるとそんな悪くないにしても。

カシバトルとかGガンダムみたいなシリアスな笑いが理想とすると、どうも力入った話はここの日記のような文章の勢いとか、気楽さが抜けてしまうような気は自分でもしている。なんかフツー。日記とかレビューのが、自分でも読み返していて文章が面白い。

気合入れた小説だと頑張って書きすぎちゃうのかな、あんまり良くない意味で……。私だってたまに見かける「私の人生の全てをこの作品に込めました」的な作品とか、「うわっ、悪い意味で重っ」ってひいちゃうしな。いや私はそんな御大層な事やってるつもりない(くだらん話ばっかだし)けど、変に肩に力は入っちゃってるのかも。だから全然時間かけてないような作品のがウケる。(底辺小説書きの範囲としては)

私の全てを込めた、みたいなの、なんか作品の入り口のコメント、謳い文句とかに置いとくのってちょっと野暮な気がするんだよな。構想〇年みたいなのも大体コケがちだしさ。というかそんなの、ヒット作とその作者だって胡坐かいてるわけじゃなくて、当たり前じゃないの?って思う。いや好きになって後から敬意を聞くとか、読んでいる感覚として、この作家の一つの集大成がコレなんだな……って自分なりに察するのはいいんだけどさ。

天才設定同様、なんかみんな最初に置いときたくなるけど、実はハードルが上がっちゃう奴じゃないかと思う。

【個人的最初に言っちゃうとハードル上がりやすいもの】
・ふわっと愛の物語(しかも装飾に魂の、とか大仰なものまでつく)(そこまで?ってなりやすい)
・ふわっと感動作(何に感動するのか?せめて友情物語とか青春物語とか具体性は出せないのか?)
・天才設定(身構えた読者の予想を描写力が上回らないと、普通よりバカにみえる)
・自分の全てを込めたとか。構想〇年とかそういう力入れました!的な、よく考えたら本編にはさっぱり関係がない裏話←new!
2024/10/30(水) 06:08 雑記 PERMALINK COM(0)
ボーボボが乗れる乗れないで勝手に一人で盛り上がってて思った事なのだが、私がレイモンド・チャンドラーにサッパリ乗れなかったのも、ボーボボ問題に似てるような気がする。

大いなる眠りしか読めてないから、もっと色々読んだらまた印象は変わるかもしれないんだけど……。レイモンドチャンドラーも、「男子がカッコイイと思うものの具現化そのもの」って感じがする。

大いなる眠りの主人公、フィリップ・マーロウって、多分男が憧れる男なんだろうね。捻くれていて、警察辞めて探偵してるけど、読者すらコイツの考えてることがよーわからん。美女に迫られるけど、絶対に手は出さない(アメリカの作品だからキスくらいはするけど)。けれどもその実、誰に理解されなくとも事件の追及をする、アウトローで渋い素敵なイケメン。そしてブラフの聴いた、口汚い台詞回し。

いかにも男の人が好きそうな(ド偏見)テンプレートじゃなかろうか。実際、翻訳者の村上春樹も、普段と後書きの雰囲気が違った。実際のところは知らんが、エッセイなどから見える村上春樹は基本落ち着いた男性って感じで、まあその語り口が私には落ち着くから好きなところがあるのだが、レイモンドチャンドラーを語る村上春樹は、ロボットや戦車、戦隊ヒーローを見て目をキラキラさせる男の子そのものだった。もちろん他のエッセイや、翻訳作品を語る時も楽しそうではあるのだけど、ちょっと空気が違った。と思う。女にはちょっとわからん世界というか。もちろんわかる人もいるんだろうけど。

春樹自体は普通に好きなんだけどねぇ……。衛藤先生の哲学心理学もそうだが、好きな作家の好きなものでも、なんかたまたま波長が合わない部分があるというよりは、性別による感覚の壁を感じる時があるな。まあこういう事って今のご時世にあんま言っちゃいけないのかもしれないし、私としても、個人的な感覚という以上の主張をする気はないラインだけど。

女にはわからんとか、男にゃわからんとか、そういう物言いって古いけど、やっぱどうしても別の生き物でもある壁ってどこかにあるとは思う。例え一切の偏見が消え去ったとしても、全くの感覚の壁がなくなるとは、個人的にはあまり思わないかな。小説家とか画家とかは、時代の壁に阻まれた人はいると思うけど、哲学者とかどうなんだろうな……昔から諸々の一切の壁がなかったとしても、女子であんまり大成する人が増えたとは、やっぱあんまり思えないんだよな……いや、確かめようがないけど。ああいう思いつめ方って、女の人はしないんじゃないかなって。ウェルテルも、今でいうダウナー、厨二病方向の男子のヒーローって感じするんだよな。時に死を招くほどの。
2024/10/30(水) 03:21 雑記 PERMALINK COM(0)
衛藤先生とか曽山先生とか渡辺道明先生とか、あの辺見るとギャグってよくわからない感覚的なものってだけでなく多分基本形が大事なんだな。とか思う。前振りがあって、オチがある。単純に絵が上手くて(見やすくて)、見せ場のギャグが絵面だけで笑える。など。

たとえば登場人物の横にバナナの皮があって、それを踏んで盛大にすっころぶことを期待する感覚とか、例が古典的過ぎて我ながらセンスがないが、そういう前振りがあってこそギャグという感じもするよね。

澤井先生はなんというか、感覚的なギャグ以外が本当にないというか……流石にあまりに不条理なギャグは初期だけで、その後はもう少し王道少年誌の型や長期連載らしい伏線とかもあったとは思うが、それでも勢い重視だった感あるし。そもそもこの人ってギャグとか、そうでなくても感覚的なもの、好きな漫画のパロディ以外描きたいものがあんまなかったのかもしれないな……。とすら思う。いや、良い悪いじゃなくて、それってやっぱその後が詰まるだろうなって……。感覚的な何かが描きたいだけだというなら、それはそれで、汚い長野まゆみや汚い村上春樹って感じに、その雰囲気作家感覚を一生モノに煮詰められたら多分違ったと思うんだが、おそらくその域に行けずに徐々に魔法が解けてしまったんだろうな。

画力問題で一蹴されていたらしいのに、ギャグだけで連載会議突破したらしいのは本当にすごいんだが、でもやっぱりそういう裏技的なもので突破しちゃった場合って後が厳しいんだなって。

いやボーボボ私は普通に好きだったけど、単体で見て絵がそこまで悪いとも当時思わなかったけど、他のギャグ作家と比べるとやっぱ絵柄とかそういうのじゃなくて、漫画が読みづらいなって。その後の読み切りとか特に、すごい読みづらい……。フロントライン・スピリッツとか、絵は可愛くなってるが本当に内容が頭に入って来ない……。多分ボーボボから既にちょっと読みづらい漫画だったんだろうけど、ギャグの勢いがあんまりすごいから、読めちゃったんだろうな。ボーボボ一話読み返したら、ネーム量とかギュウギュウのコマ割自体は別に元からだな。いやでも、ページ数の問題もあるんだろうなとは思うけど、これボーボボより読みづらいな……今読み返したら。多分やりたいのは、ビュティとへっぽこ丸みたいな美形男女をメインに持って来たボーボボのバトルなんだと思うけど。

某カピ氏が、ちょっと読んだ曽山先生とか、グルグルとかは気に入ってくれたのに、ボーボボだけ乗れなかった理由がちょっと読み返しただけでわかった……。元々「乗れなかったらそこまで」な人なんだな……昔は毎週楽しく読んでたけど。

曽山先生とか衛藤先生とか、ご本人が絵下手くそって自虐ってたの見た事もあるけど、やっぱ元から上手だよなぁ、って思う。小ネタは多いけどいらない情報はないというか、読みやすいよね、漫画が。
2024/10/30(水) 02:21 雑記 PERMALINK COM(0)
グルグル2、多分もう最終決戦的な感じで、巻数で言ったらあと3、4巻以内に終わりそうな気がするんだが、デビルククリとかズックニィとかの龍化状態のニケの挙動がそのまんまククリへの愛の解答的になってるのだとしたら、まあこの辺りで纏めておくのは無難なのかなーという気がした。いや、その読みが合ってるのかわからないけど……。

あとやっと衛藤先生の好きな作品をちゃんとスマホメモ帳にメモした。遅い。これでパッと図書館で探せる。

うーん、衛藤先生が少女漫画好きってのはまあ有名なお話だと思うんだけど、多分あの独特の繊細な心理描写って、ただ少女漫画が好きだから……ではなくて、心理学とか哲学が好きだった影響デカいよなぁ……。素人目にも、そういう影響はやっぱ見える。多分、暗喩が好きなのも心理学が好きだから、ってのはあるよな。だから、多分この人の作品を本当に理解したいなら、そこら辺の読書も必須なんだろうけど……。ニーチェもフロイトも私のオツムだとお手上げだったんだよな……。

まあ稲垣足穂の詩辺りが特に、食費削って友達に借金してまでハマったらしいから、ここら辺からでいいか……。

単純に、心理学や哲学以外の作品は肌に合うから読書歴もっと教えてくれはある。読んでみた感じ、間違いなくH・Gウェルズは影響受けてんな~(マジックショップとか緑の塀の扉辺りが特に)って思ったが、これもグルグルランド+には載ってなくて、ふとグルグル2のカバーコメントで語ってただけだし……。ブラッドベリの、登場人物の距離が近くて遠いような感覚も、多分かなりあのもどかしい部分を形成する重要パーツになってるよな……。挙げていた霧笛は特に、「読んだことない話なのにコレを知っている」ってなったやつ。

魔法陣グルグルの深く読むと難解な部分は、多分哲学とメルヘンが複雑に相互関係にあるってのもあるんだろうな……。で、コレにギャグや詩までぶっこんでくるので更に難解になってる。せめてギャグがなければもう少しマシなんだろうが。真面目に理解しようと思うと、楽しかったギャグが邪魔に感じて来る(どうしてもそっちに目が行ってかく乱されるので)

ギャグって結構読んでる時かく乱されちゃうよね。まあ衛藤先生とか渡辺道明先生とか、なんか知らねーが滑らない人ならそれもアリだが、高クオリティだろうとかく乱はされてしまうよな。実際ハーメルンは、「ギャグが入るので理解が難しい」と言われているのを見たし、グルグルはそもそも、深い意味が入っているなどと思わない人も多いだろう。
2024/10/30(水) 01:37 グルグル考察 PERMALINK COM(0)