やきにく亭
~キャベツを添えて~
サイトの説明書&連絡先
トップページ
リアルタイム
小説
イラスト
リンク
好きな作品→元ネタの転換の納得度まとめ
※関係者、作者が作品内外で明示してるやつのみ。(一応誤解を招かぬように表記)
【リフレインブルー→ジョジョ】強い手ごたえがあるのに、自分で意味がわからない事言ってる感覚がある。意味不明だけどホントにそうだと思う。人間賛歌って点がおんなじ。ジョジョを本当に自分なりにやりたいなら、あの表面の癖強いセンスや能力バトルじゃないんだなぁ。いうて作中でおそらく好きな作家への敬意として出してると思われるジョジョネタがなかったら、一生気づかないと思う。
【魔法陣グルグル→マジック・ショップ(H・Gウェルズの短編、魔法の店という翻訳の場合もある)】すごくよくわかる。作者の原風景の一つなんだろう。衛藤先生が大人になって、自分なりにマジックショップを開いたら、グルグルが出来たという感じがする。てか透明人間はあまり刺さらなかったけど、ウェルズ素敵な作家だな。ファンタジーとしてのグルグルが好きな人は、一度マジックショップも訪ねて見るといいと思う。短編だし。
【物語れ、哀れな狂人達の為に→花散峪山人考】一人の女に人生を捧げた、とある男の人生物語という点は似ている。似ているが人生物語の描き出し方からして全然違うので、ものぐる→花散→ものぐるとサケの帰郷みたいなルートをしないと気づく事はなかっただろう(よく考えたら花散知ったのも作者オススメからなのに……名前もパロってるのに)
【ハーメルンのバイオリン弾き→母を訪ねて三千里】関係者は「それ、誰もわからん」言ってたと思うが、まあ解説されたらわかる。大筋は素直に同じ。しかし常人はヒロインミサイルや鼻くそモンスター化当て馬やチンチン仮面などに気を取られ、一生気づかないだろう。私も言われなければ気づかないと思う。
【魔女の夢と悪魔の願い→最終兵器彼女】両方好きだが、反射的にちげーーーーーよ!ってなった。なったけど両方読んだのがだいぶ昔過ぎるから、ふんわりした表層の印象で言っちゃってるかな?って思ったのでまた魔女夢読み返してみたが、半分ほど読んだ時点で既に「やっぱちげーーーーーーーーよ!!!」ってなった。
っていうかナキアちゃん、幼女の頃は割と周囲見下しまくりで性格悪くて可愛いな。純愛によって変わり果てた(色んな意味で)乙女の可愛さ!!!(やけくそ)レオナール君が壊れてぐちゃぐちゃのお肉アート作ってても、ちゃんと懇意の医者がゲボ吐いた時バケツ用意してくれるところに元の性格の名残感じて笑った。結局追いゲロトリガーになってるのも笑った。一番元ネタ言われてもわからん、お前がナンバーワンだ。
セカイ系の定義はググっても曖昧過ぎて私もあんまり断言はしにくいんだけども、これが作者なりのセカイ系という点に関してはとてもよくわかる。というか馴染みの作者の特色が出過ぎている(褒め言葉)。彼にとっては、王様に魔王を倒せと言われるよりも、世界の為に生贄になるよりも、彼女に全てを捧げる事が世界だったのでしょうね……(ラストシーンより)。
真のラストシーン、冒頭で、二人のいた世界が「墓」に例えられている点は、ちょっとサイカノの読後感に通じるのかな。と漠然と思った。サイカノもあの後の地球、「世界」って彼ら視点だと「墓」かなっていうか。実際のところ、シュウジとちせが去った後も、地球は続いてたらしい?と思われる短編が後に発表されてるんだが、本編のみでの印象ってことで。まあこじつけですよね1!!!!
これを巻き戻し小説として描いたのはやっぱりすごいセンスいいというか、実際は進めば進むほど最悪になっていく話の不快感を和らげつつ、読後感の純粋な切なさを倍にする事に成功してる。やっぱセンスがすごい……。単体だと見るのも嫌な食材をおいしく味付けるセンスがすごい。ピーマンやゴーヤ出したとしたら、「苦いから甘辛くおいしく炒めておくね!」って感じの調理が上手い。多分過去に食った好物と嫌いなものがほぼ同じ。(そもそもサイカノは私も読んでたし……)そういう意味では納得と言えば納得?いややっぱり色んな意味でナンバーワンです。
っていうかコレがサイカノだとしたら、世界滅亡級までクトゥルフホラーに浸食されてるやんけ!!!!!クトゥルフ実はちゃんと読んだことないから知らんけど、読み比べるならクトルゥフの方かな。サイカノとクトゥルフを混ぜてカピバラが鍋をふるったらこうなる。どうして混ぜちゃったの?????(褒め言葉)後書きに「内臓祭にしたいなぁと思ってはいたんですが、至って普通の内容に~」ってあるけど十分本編内臓だらけだよ!!少なくともバケツの中はレオナール君ですでにいっぱいだよ!!そんなのゲロバケツに渡すな!!!!
魔方陣も出て来るファンタジーだし、これこそ魔法陣グルグルならぬ、カピバラ流魔方陣クトルゥフや!!!(錯乱)有料ゲ私神とフリゲハロウィンと小説魔女夢で灰色工房ファンタジーの三色だんごや!(fateのバーサーカーみたいになりながら)(サークル上級者向けセット)ギャグなんぞ一切ないのに振り切った人間達が織りなす地獄のファンタジーで変な笑いを起こしながら、最後は泣け!!!(色んな意味でな!!!)
まあ魔女夢に限らず、他の挙げた作品群も一番の敬意以外にもいろんな好きなものが混じっていて、そういう好きなものの混ぜ方のセンスがオリジナルなんだろうね。リフレインブルーなら根っこはジョジョだが、表層を飾る茎や葉は七夕伝説とか山村暮鳥とかになるし。そこにライターチョイスの、他の作品で案外見ない夏の花々がいくつも飾ってあるから、すごい綺麗なんだよな。根っこまである生け花みたいな……。
やっぱ私、無意識にしろ意識的にしろ、持ってきてただ配置しただけっぽくなっちゃってる感じが自分でするんだよね。あとその時の一番のマイブームだけが出過ぎる。
2024/07/04(木)
06:00
個人的メモ
PERMALINK
COM(0)
本当に大切なもの、好きなもの
グルグルランド+を注文してしまった……届くのだいぶ後になるけど。紙の本管理が出来ないからもう多少読みづらいとしても全部電子で売ってほしい。でもドラクエ4コマとか載せてると電子とかで売るのは難しいのかな?あんま関係ない?ドラクエ四コマ全掲載もだが、衛藤ヒロユキロングインタビューとかがあるそうなので超楽しみ。
照れ屋というか、語っても普段は根本的なところはあんま出て来ない作家な感じするからな……。っていうかトラマル君(クドイ顔のネコ)がお魚咥えて持って行っちゃったって後書き漫画、読み返したらホント不自然というか、いきなり無から衛藤先生が嫌いなはずの焼き魚(直前のページで自分で語っている)が出て来る流れで笑っちゃった。もちろんテンポとかページ数の問題もあるんだろうけど、やっぱ変だよな、ここ……。だって実家のネコがこっそりお刺身食ってた話だと、ちゃんとご両親とか弟さん出て来るのにさ……。
久米田康治以上の照れ屋作家はあんまおらんやろな。って思ってたけど認識を改めた方が良いな、多分久米田先生以上なんじゃないかな、衛藤先生……。この二人の旦那としての日常、福満しげゆき級になんか色々すごそうだが、絶対突き詰めて語られる事はなさそう……なんで焼き肉とかいう気持ち悪い生物、好きな男性旦那作家のプライベート求めるん? 徳弘さんは狂四郎ではオマケ漫画や解説をほぼ一切載せてなかったが(掲載雑誌の傾向もあると思うが、あの作品はそもそも作品外で野暮な事言いたくなかったんじゃないかな、唯一載せた最終巻のコメント見ると)、ターちゃん単行本とかだと普通に奥さん出て来て嬉しい。
っていうか福満しげゆき級にざっくばらんな方がむしろイカレてるというか、夫婦エッセイ作家にしても普通やらない領域に踏み込んでるんだけどな。いやもちろんあそこまでやれなんて言わないけど。私は福満しげゆきという旦那を漫画越しにストーカーするようなキモイ読み方してるから楽しいけど、正直奥さんとケンカしてまで載せんでもって気持ちはあるかな……。ケンカいうても深刻なやつじゃなくて、その場で奥さんが怒って終わりらしいけど、いや本当よくその場で怒って不問にしてもらえるよな、妻に恋する100の方法のカバー裏赤裸々話とか。
まあいつもの気持ち悪いド偏見だけど、久米田先生がいつ頃ご結婚されたのかは知らんのだけど、「育ってダーリン」とかのセンス考えるとそういう人って感じはするな。だってアレって恋人通り越していきなり夫婦(立場的には婚約者か)じゃん。狂四郎に出て来る男共が全部色々すっとばして「結婚してくれ」なのとセンス同じじゃん。私久米田先生の作品だとコレが一番好きなんだけど、多分「そういう人」のセンスを嗅ぎ取っていたな?きっしょ! 多分本人的にも相当恥ずかしい部類の作品だろうし、ずっと中断してたのをいきなり完結編出したりしてたし、なんか……久米田先生の本当に恥ずかしい何かに触れてて根本的なもの、って感じが個人的にするんだよな、いつものその場でそれっぽいデタラメ言ってるキモいド偏見だけどな。
色々人間としてピー(自主規制)な人は勝手に暴露されてピー(自主規制)な事が全然ファンでもなんでもないのに勝手に流れて来るけど(別にそんなの聞いても嬉しくねー)、円満に穏やかに流れて続けている本当に大切なものってのは、誰も話題にしないもんなんだよな……。文豪もクズエピソードは勝手に知ってしまうけど、堀辰雄さんみたいな綺麗なタイプって自分で調べにいかないとわからん……。風立ちぬ、本編も制作秘話もモデルの人の話も全部泣けるのでヤバイ。
サラッと言ってるけど、衛藤先生の担当さんがもう20年くらい同じで関係も良好ってすごいと思うんだが、自分で調べないとそんな話聞くこともなかったろうしな……。悪い事になるとすぐ話題になるけど、好きな作家はむしろ担当編集とか出版社とかに感謝してるような人も多いってのは落ち着いて考えた方がいいな。小島あきら先生の担当さんが、作者も忘れてたような初期構想スケッチ残してあったって話、なんかずっと忘れられない……。
グルグル2も含めたファンブックって出ないのかな……(今回のはほぼ無印のみの内容)。いつになるかはわからんが、完結後にはに出してほしいんだが……。グルグル2、コメディではなく衛藤ヒロユキワールド自体にどっぷりタイプ読者なら期待を裏切られる事はないと思うし、続編あるあるの読者の核地雷踏むような展開もないし、前作の巻数越えるくらい続いてるのにとにかくピックアップされないよな。
っていうか期待を裏切らない続編って、逆に話題にならんのかな……?そうかも。続編の話が出て通る程度にはヒット作だけど、どっちかというと固定ファン相手にまったりやってるようなイメージがある感じの作品だと尚更よね。
私の好きなものは大体ピックアップされない。ぶっちゃけ話題にするにはクッソ地味だから。みんなゴシップを求める。そして自分でも本当に何が好きか、すごい良くも悪くも素直な方なのに結構わからないんだよな。だって自分の臭い乙女センスにもっと底と原点があるとか普通わからんじゃん?
駄々洩れなくらい素直なくらいの方が、妙にひねくれているより良い、ってのもわかるけどやっぱ、黙ってたら一生わからんだろうな~くらいの昇華にも憧れはあるな……。自分の特に好きなものが大体そうだから。でもそういう作品の作者って、黙ってればわからんレベルでもみんなちゃんと作品内外で白状しちゃう(言い方ぁ!)んだよな……。
2024/07/04(木)
01:39
作品感想
PERMALINK
COM(0)
BACK
TOP
CALENDER
<<
2024年7月
>>
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
CATEGORY
グルグル小説
(10)
その他自創作絡み
(46)
グルグル考察
(137)
拍手返信
(15)
個人的メモ
(20)
作品感想
(552)
へっぽこアルジェンとネコな弟分
(58)
雑記
(361)
UNARRANGEMENT
(159)
ARCHIVES
2024年9月
(95)
2024年8月
(170)
2024年7月
(276)
2024年6月
(94)
2024年5月
(65)
2024年4月
(39)
2024年3月
(32)
2024年2月
(27)
2024年1月
(36)
2023年12月
(36)
NEW RECENT
SEARCH FORM