私、自分を情緒が育ってないすごいクソガキだと思っていて、実際それは合ってるんだけど、自分の書いた文章とか、考え方とか見つめ直してみる妙に大人なとこと凄まじくクソガキなとこ混在してるな???って思ったけど。

多分私が三人兄妹の真ん中で、姉貴で妹だからだな。未だに精神的に兄貴に甘ったれてるとこは多分かなりあるし、流石に自分をそんなにいい姉だとは思ってないが、妹がいれば姉貴ムーヴもするよな。

なるほどな……。で、こんなんわかったところで人間性のステ振りが極端になってるくさい人間終了オタクをどうしろと?

次男とか次女的なビミョーなラインきょうだいキャラって、そういえばあんまりピックアップされないよな。描くのが面倒だからだと思うが……。今度リメイクするらしいらんまも、次女のなびきって長女のかすみおねえちゃん、メインヒロインで三女のあかねにくらべるとなんかイマイチ目立たないし、この三人姉妹でなびきが好きってややマニアックじゃない?綺麗なかすみおねえちゃんと、メインヒロインあかねの一騎打ちっつーか。

考えて見ると、真ん中くらいのきょうだいキャラかつきょうだい的な共感が出来るキャラってあんまいないな……。地味にあんまピックアップされねぇ奴……。まあ、描きづれぇよな、長女長男、末っ子とかに比べるとさ。

次男、みたいなのが活躍する物語ってまずないしな。基本長男(エロゲの義妹持ち主人公全般)

で、童話とかもそうだけど、物語の中で成し遂げて帰ってくるのも大体末っ子。日本のやまなしとか、くるみと七人のこびとたちでもネタにされてた金のがちょうとかね。七羽のカラスも末っ子の妹が頑張る話だな。

冒頭で挙げたなびきも、姉貴とか妹というよりは、お人よしな姉妹の中にいる異端みたいなキャラ付けだよな。

こういう中途半端でいらないキャラになりそうなポジションに、「家族仲が悪いわけでも、過剰に擦れた子ってわけじゃないが、変な子」ってキャラ付け出来る高橋留美子先生って、本当にメチャクチャ漫画のセンスと感覚がある。

留美子先生が本当に何度もヒット飛ばしてる化け物作家なのは、あの人のたゆまぬインプットなどの努力ももちろん大きいんだけど、まずこういう事出来ちゃうってのが、まず感覚として、すごく漫画を描く天性の才能があるような感じがある。漫画を描く時の良いバランスを肌で知ってるみたいな。

なびきが次女キャラの宿命でどうしても姉妹キャラとしてはピンとこないけど、イロモノキャラとして見ると結構印象に残ってるの、本当留美子先生だからって感じ。いやもちろん元々私が言うまでもないようなぶっ飛んだヒット作家だけど、そうじゃなくて、こうしてちゃんと自分で考えてみると、改めてすごい人だなぁ。

そういえば私も自分が次男ポジション(私は長女だけど、三人きょうだいの真ん中ってことで)だからって同じ次男、或いは次女主人公主役って描く発想もなかった。自分で作ったBLゲーもナランハとアルジェンって長男坊ポジションだし。

あのらんますら姉妹の観点からなびきをキャラ付けしていないレベルだし、多分やってみたくても真似るような作品のデータって冗談抜きでこの世にほとんどないんじゃない?

実際私って人間も、妹みたいに甘ったれてガキっぽいところも、姉貴として頼られる部分もやっぱ両方あるわけで。

こんなのをきょうだいキャラの観点から描くってなると正直キャラとして書きづらいだけだね。さっきからずっと言ってるようにあの高橋留美子先生ですらやってない(感覚で、そんなことしたらキャラとして面白くならないってわかってたんだろう)って言えば、本当に難しいってわかってもらえると思うんだけど。

もちろん人間には二次元三次元問わず多面性があってしかるべきなんだけど、どうしても次男、次女のきょうだい的な要素って、末っ子、長男長女に比べると面白くならんと思う。

多分私って人間も、きょうだいキャラとしては、自分の兄貴と妹より面白くない。中途半端。コレは別に自虐とかじゃなく、純粋な事実の確認として。うんまあ、二次元だとホントやる必要性がないキャラ付けというか。もちろん私という人間はメチャクチャ面白いだろ、って言ってくれる人もいるとは思うが、それもやっぱりらんまのなびきの系譜(三姉妹の中でイロモノキャラとして頭角を現す)って方向だよね。

灰色さんが「大体三次二次問わず長男を好きになる、上にだれかきょうだいがいるとダメな感じ」って言ってたのも、多分、次男的兄貴はどうしても求める味付けが薄くなる宿命(それは当然だ、兄であるのと同時に、弟でもあるのだから)三次元二次元問わず背負ってるせいだと思う。
2024/07/11(木) 22:14 雑記 PERMALINK COM(0)
テキトーに持って来たyoutubeのOPリンク

作曲シナリオボーカル全部好きなスタッフ!!合わないわけがない!!!約束された勝利の剣!!!!!!


いやぁ、いっそ笑えるほど合わなかった。完。

このライターの最高傑作って多分今だに私がハマった「夢見師」だと思うんだが、同じライターとは思えんくらい会話も話もテンプレで、ノルマのように入りまくるエロシーンにげんなり。

でもこのゲーム、今思うとライターがかなり好きに書けたんだろう夢見師と違って、かなり制限が多い。

1.同じエロゲメーカーの「ウソ」シリーズの派生?みたいな作品で、何かウソ、騙しを入れないといけないらしいということ。

2.低価格ゲーなのでヒロイン固定はいいのだが、なんと私服立ち絵もないから、イベントCGで誤魔化してるイベント以外は終始制服(コレの感想で主人公も服くらい買ってやれよと言われているのを見て噴いたが、ホントそう思う)

3.ノルマらしいHシーンが多すぎる。いくらなんでも多い上、初エッチも強引にアリアが迫る感じ(一応気持ちは確かめてたかなあ、忘れた)で、これもまた何も考えず主人公を傷つけてるなと感じる。

まあこんなの、面白く出来るわけねぇな、って制限が多分多すぎる。そりゃつまらん。

まあでも一番納得いかねーのは、前述した終盤の展開だがな。

時限恋愛ヒロインものののキモは、読者も主人公も傷つく別れでありながら、それでも大切な、必要な出会いだったと感じられるかどうかだと思う。

そのキモの別れの際、前述のように問題点しかなく私の地雷しか踏まない辺り、時限恋愛物で一番カスだと思ってたセカチュー原作も少しは褒めるべきかもしれん。いや両方遠慮しときますわ~。

なんか一個ありゃあ良かったんだよな、私がエロゲプレイヤーとしてアリアと主人公に出会う必要があったと感じられる何かが。何もなかったけど。

アリアが既に心の傷を持ってる主人公に、不用意な二度目の辛い別れを指せてしまう過ちに気づくとか、主人公から食い下がって、出会った意味はある!って消える瞬間まで熱くアリアを愛すとか、エピローグは主人公がアリアを一人で想うところで終わるとか、新しい恋の予感を感じさせるにしても、アリアと出会って次に進む力を貰えたとか。そんなもん一個もなかったけどな。



制限の多い作品なのは冷静になった今ならよくわかるが、それにしても一個も時限恋愛物で重要な熱さが描けてない点は本当、夢見師で私を震え上がらせたライターと同じと思えない。

夢見師1章で、大切な人を助けるたび、能力の副作用で消える記憶とすさまじい苦痛にギリギリまで抗って、夏先輩にクリスマスプレゼント渡した広宇の熱さ、マジでどこ行ったの?夢見師(PS2)をプレイしたのはもうずいぶん遠い昔、高校生の頃だけど、ここだけは今でもパッと思い出せるほど美しいゲーム体験だったんだけどな。夢見師も、根本の設定とその救い方のご都合主義(また次の悲劇があるのでは?)にはやや疑問があるけど、そんなの気にならないくらい↑のシーンは綺麗だった。

制限が多いのは仕方ないとして、なんでこのゲームの別れってこんなテンプレで雑なの????

何か漠然としたものでもいいから熱さが、私がこの二人に出会った意味があると感じられる何かがあれば、当時あんなキレなかったわ。やっぱ納得いかねえ、このゲーム。低価格ゲームで制限があるという前提で考えても。だって当時私がキレたのは、制限とか関係ない部分だし。

あとホント、どんだけ寒くてもドヘタでも物語を作る時の制限があっても、それを上回る誤魔化せるほどの熱さ、作品にキャラと作者が込める想いって忘れたらダメだわ。そこさえ忘れなければ、ウケが最悪でも、この世の誰か一人には刺さる。そういう反面教師としてここに感想残しとく。

しかしDLsiteに通るようなポイント貰える褒め感想はとても無理だったからエロゲ批評空間で書いた感想、今見てもキレ過ぎでワロタ。やっぱ私情緒が育ってねえ頭のおかしいオタクなんだな。

恋愛物ってさぁ、描きまくるうちに作家が最初の熱さ、心意気みたいなの失くしていきがちよね……。改めて、速筆ゆえに作品の出来にばらつきはあるが、絶対恋に落ちる描写や恋愛描写の美しさは手を抜かない夏緑先生とか、かなりベテラン作家になっても初々しい少年少女描ける衛藤ヒロユキ先生を尊敬する。
2024/07/11(木) 20:22 作品感想 PERMALINK COM(0)
追記からです。めっちゃ長くなってしまいました、すみません。テキトーに読み流してください。
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2024/07/11(木) 12:03 拍手返信 PERMALINK COM(0)
拍手返信の前にこれ、マジで自分のオタク人生の半分くらい使って思ってたモヤモヤだな????って毒が出て来たから抜いてからやるわ。

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2024/07/11(木) 11:24 雑記 PERMALINK COM(0)
まあエヴァにわかでこんなん言うのもアレだけど、こんなとここの世の数名しか見てねーからいーや。一応バレになるから畳む。

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2024/07/11(木) 10:04 作品感想 PERMALINK COM(0)
ニケって本当に最初からずっとククリちゃんで人生と目線のカメラワーク固定されてない???????大丈夫??????????????ってなってきた。

ククリちゃんがなんかやらかすと即ニケが反応したり、真っ先に助けに入ったりするけど、それって人生と物理的な目線がククリちゃんでカメラワーク固定されてないと無理じゃね????って思った。

一見ククリちゃんのがベタベタ重そうだけど、まだククリちゃんのがお友達と話してたり、なにか自分にとって楽しい物(お菓子とかぬいぐるみとか)でニケから目線逸れてる方じゃない??? って気がして来たな。

ああ、なんか、トマとかレイドがイマイチ親友までいかず、レイドがライバルとして出た割に、アニメはともかく原作は明らか1.2と持て余している理由がわかった気がするな。

トマくんは多分別に自分がそんな感じでいいっていうか、ニケククの恋愛関係ごと二人が好きって感じがする。アラハビカラスト、プリンセスククリが溶けちゃったところで、トマくんがニケと一緒にキタキタ親父ボコボコにして吊るしてて、アニメだとたき火にまでかけちゃった異常性は、アラハビカ見返してると、ニケはともかくトマはちょっと嵌め外し過ぎで変な感じがしたんだけど。

トマくんって、ただ純粋に準レギュラーとして二人の冒険に関わるのが楽しくて、だからニケのプレゼントの色鉛筆でククリちゃんがお城を守ってたと知った時、何も言えないニケの代わりに自分の事のように喜べる子で、それはそれで結構強い感情ではあるんだろうなって。

やっぱ2017版アニメグルグル、すごく衛藤先生ごとグルグルが大好きな人達が作ってるよね。「キタキタ親父への罰を過剰過ぎるほどに強化して描く事」で、原作だとちょっと優しくてピンと来ないギャグ(ボコられて吊るされてはいるが、いかんせん衛藤先生が優しいので、アニメに比べるとぬるい)が、「ニケとトマくんとで、別ベクトルにククリちゃんへの想いがとても強い」って示してるんだ……。

アニメグルグルまで尺の問題で「わかる人にはわかる」で収まっちゃったの本当惜しいなぁ……。これみんなが思ってる以上に、すごく素敵なアニメ化だよ、絶対。

んでまあレイドに戻るんだけど、そんな愛情深いアニメ版ですら、レイドがニケをニケと呼べなかった理由。

多分、ニケがトマはちゃんと友達だと思ってるけど、レイドってマジでどうでもいい枠だから、アニメすら友達として描くのが無理だったんじゃないかなって……。

原作ニケの気持ちを私が勝手に翻訳すると「トマは友達だと思ってるけど、レイドは本気でクッソどうでもいい」から、もし原作ニケに忠実かつ強化してレイドとニケを描くなら「何?お前いたの?」とか言ったり、「どうでもいいやーでまともにラストバトルも相手してやらない」とか「恋のライバルにやる所業か????」になっちゃうから、対決はさせて、名前は呼べないけどレイドがニケにククリを頼むって言う、熱い展開になったんだろうな。

アニメスタッフ、本当頑張ったな……原作者とイカレ光の勇者ニケの意向を壊さないまま、2だとガチでニケククにセットで「どうでもいい扱い」のレイドを、こんなに綺麗に終わらせた。あなた達もマジで衛藤先生くらい光に突き抜けてると思う。多分前作アニメ二作も見てみたらいい作品だと思うだろうけど、私にとってグルグルアニメ3期を越えるアニメにはならないだろうなぁって予感がある。

トマ君は地味キャラだからちょっと扱いが悪い印象を持つ人もいると思うけど、やっぱり「人生と目線のカメラワークがククリに固定されているイカレ光の勇者」としてはかなり心の中を締める男だと思う。

考えて見ると、ククリ以外どうでもいいヤバイ男のニケにしては、2でザザがミグを想って途中までしかついてこれなかったことを、随分気にしていたなぁと思う。アレは本当にニケ的にも残念な事ではあったんだろうね。

考えて見ると、ニケがククリ抜きで誰か他のお友達達と楽しそうに冒険してたのって、ノコギリ山攻略だけだよね? ニケは口に出さないけど、あの時の珍しい思い出は、間違いなくニケにも特別なんだろう。

だから本当にククリが最重要で固定されてしまっている壊れた男に対し、三人で冒険した思い出のあるザザとトマはかなり友人として健闘している領域に入っている。ちゃんとニケも、ザザとトマは思い出の冒険をした大切な仲間だと思ってると思う。

レイドはマジでどうでもいい。好き、嫌いですらなくどうでもいい。可哀想になってきた。

「原作のニケがマジでレイドなんかマジでどうでもいい」から「原作の考えに敬意を払ったアニメ版もレイドはニケをニケと呼べない(友達にはなれない)」説、酷過ぎるが全部間違いじゃない気がする。ここまで行くと邪推だけどね。

でも、ザザやトマに比べてレイドって本当にニケ視点で好いてやる理由なにもなくない?自分につっかかるのはまだしもククリイジメるし。

花の国編なんか、例によって衛藤先生が優しいからわかりにくいけど、レイド達の襲撃で、ククリと育ててた大切な子どものプラナノ焼死するとこだったじゃん。

みんなフワーッとレイドみたいなやつは親友かつ恋仇として主人公の記憶に残るもの、って思い込みがちだけど、面倒くさがりつつもなんだかんだとお人よしなニケがホントにどうでもいいような扱いって暗に嫌いと同じでは?まあここら辺の心情は衛藤先生かニケしかわかるもんじゃねーが。

これも主観でしかねーが、やっぱりグルグル無印のアラハビカ編以降は、なんかバトルがシリアスで衛藤ワールド的には結構シャレにならない展開が多くて、衛藤先生も苦しそうに見える。やっぱ無印終盤が再構成されたアニメ版に比べるとなんか色々物足りなく感じちまうの、先生がもう苦しくて限界だったんじゃねーかな?基本上手い人で、王道な大筋はちゃんと描けてるから逆にわかりにくいけど。

読み返すまで、アラハビカ以降の話を、綺麗な成長ジュブナイルSFとしてまとまってるレフ島編以外全然覚えてなかったの、なんか先生も楽しそうに見えないせいかな……。主観でしかないけど。

ギャグセンスイカレ過ぎてて、一部の人にはそれしか求められなくなったレベルだけど、衛藤先生のSFとミステリー作家である側面が良く出ているのはレフ島だと思う。

まあ例によって話が逸れたが、ニケって滅多に怒らないし多分衛藤先生も怒りを描くのが超苦手だから、そこら辺わかりにくいんだよね。
2024/07/11(木) 05:39 グルグル考察 PERMALINK COM(0)