思いっきり恥かいてもいいから、今からでも誰かに私がこのブログでわめきちらしたグルグル考察全部間違いって言って欲しいくらいに、グルグルの根っこの真相が、身内に解説してもらったスカイ・クロラシリーズの構造より酷い、真っ黒けっけ……。

こんな酷いことされたのに、グルグルと衛藤先生の事嫌いになれない……嫌いどころか、漫画家とかの枠超えた芸術家としても、二十年以上も私を騙し切ってた勇者ニケと衛藤ヒロユキ先生の光のすさまじさも敬意しか出ない……。

いやあ……これは、優しさだらけのギャグマンガにして売るだろうね!!!!グルグルの黒い重い要素、全部そのまんま原液で出したらPS1のMOONすら裸足で逃げる!!!

少女漫画もSFも哲学もゲームも、いろんなものが好きだった作者の、人生かけたアートだこれは!!!

しっかし衛藤先生、ガロの影響を受けてたってのも秒で納得だが、グルグルの構成、ガロすら真っ青で逃げ出す狂気の何かだぞ!!!!!

え、これ、実は結構熱心なファンの間だと今更って感じの話だったり???あーうん、初代ファンブック1・2を含まない、グルグルランド+から考えたって、2017に出でもう7年も経ってるし……先人は多分思ってるよりはいっぱいいるんだよね……。多分騙されてくれてる人達もいっぱいいると思うが。ファンブックに載ってるグルグル世界史(これを読んじゃうと、流石に誰もが黒さに気づいちゃうサラッと恐ろしい部分、たった2ページだけなのに……)まで読まない人も多いだろうしね。

恐ろしい作家だ、衛藤ヒロユキ……。これを意地悪ではなく、優しさと、多分自分の作り上げる理解されない芸術としてやってるのがわかっちゃうのが怖い。

あまりに衛藤ヒロユキが衛藤ヒロユキ過ぎて、ニケがニケ過ぎて、三日ほとんど徹夜してグルグルミステリーに挑んじゃったよ……どうしよ。げつようび……。大学の国文の授業でもこんな真面目にやった記憶ないや。

しかし、ここまで大真面目に作品読解してから、アラハビカのラストを思うとホント泣かせるな、あの話……。

デリダ「アラハビカは今日初めて生まれたのだ!!作ったのはおまえらだ!」
ククリ「なんだかまだ夢を見てるみたい」
ニケ「起きてても見られる夢だ オレたちが作ったんだよ」

ククリちゃん……こんな世界で、「寝てるのと起きてるのとどっちが夢かわからなくなる」ような素敵な旅をニケと出来て本当に良かったなぁ……。

こんな残酷な酷い構造で話を描いておいて、やっぱり衛藤先生がやりたいのは白馬の王子様に救われるお姫様の優しい物語ではあるんだろうね……。こんな狂気作家冗談抜きで知らねぇわ、他にいたってもうこんなのに二人以上付き合いたくもないがな……。

っていうか元ネタははっきりドラクエなんだろうけど、やっぱこれやってることはMOONに近いな?グルグル……うん、MOONより前から衛藤先生はやってる、ってのが本当に天才で奇才で狂気なんだけど。恐ろしいのは、MOONはハッキリありがち勇者像に対するアンチテーゼ要素があるのに、別にグルグルは多分皮肉のつもりはないって事なんだよな。だってニケって直球の光の勇者で王子だし

はあ……ここんとこまともに寝てないのに、何かをやり遂げた気分だ……。しかし、本編が下手くそでファンブックとか読まないとわからない、ならわかるけど、わざと光の善意で主人公ニケと結託し全部隠してるから、ファンブック読まないと解答にたどり着けないっておい。一応本編だけでもわかるようになってると思うけど、巧妙にギャグでかく乱されて煙にまかれていて、かなり謎解き難易度が高い。一応描いてあるからわかるだろ、って言われそうだけど、この単体で普通に面白いギャグに、衛藤先生のホントに漫画が上手い(サラサラ流すように読めちゃう)技術乗せられて惑わされない人ってほぼおらんと思う。

こんなすごい著作を持ってるの、一応創作してる人間としては本当に羨ましいな……。ギップルが来そうなセリフだけど。

グルグルは……どんなに私が創作上手になったとしても、たどり着ける領域じゃないなぁ……。もしも私が自分の創作でグルグルにたどり着けたら、多分これ一作で満足しちゃうんだけど、衛藤先生って多分これだけで満足してないんだよな。マジで恐怖しかない作家だ……。

このただ純粋な羨望の気持ち、こんな綺麗な感覚が自分の中にある事に驚いた。自分の事感情グチャグチャのなんもかも小汚いオタクだと思ってるから……いや、素直っちゃあ素直なのかな、私……。自分で昨日ぺっぽこ1・2プレイし直してても「いい意味でわかりやすく、素直に描いてあるな」って思ったし。「なんか急に2で重くなる悪癖」は出てるけど。まぁアラハビカだけでやめときゃいいのに、既にアラハビカとニケ王子とククリ姫積んでるのにも気づかず、そこに夏夢夜話とだいらんどと好きな童話各種と曲矢さんのエア彼氏3巻と白雪姫積んじゃったクソラノベとかも素直な創作と言えばそうだな。グチャグチャでも7万字でおさまってるの奇跡だよな、くそつまらんけど。

まあ消化要素に重複が多すぎる(どんだけ童話と姫と王子大好きやねん……パクリにしたってこんなにいっぱい同じ要素いらんわ)のも一応着地できるって意味で上手くいったんだろうけど。

闇鍋なら闇鍋で、全然違うジャンルぶち込めばいいのに同じジャンルぶち込んでるのがダメだな(夏夢夜話とだいらんどとアラハビカミュージカルって舞台構造に関しては全く同じだし……)。雑でももっと色んな違うジャンル混ぜればグルグルになりたかった化け物くらいにはなった可能性あるのに、私ついつい自分の好きなものやジャンルばっか見ちゃうから……。混ぜ物が多い割には薄いんだよな、やっぱ。そこら辺、衛藤先生ってグルグルランド読むとすごいいっぱい色んなものが好きでビックリしちゃうし……。(だからグルグルが作れたんだろうなぁ)
2024/07/08(月) 04:25 グルグル考察 PERMALINK COM(0)
グルグルランド+の裏設定を読んで、コーダイ国初代国王がそもそも闇魔法を差別で禁止して、その派生で闇魔法使いかつ特に怪しい魔法を使うグルグル使いのミグミグ族も差別されていた、そのくせ魔王が出て来ると毎回毎回ミグミグ族に押し付けやがるゴミ国王共という構図を知った今、グルグル2第2章のニケの挙動も印象が変わって来る。

ねえ、ニケは心の中を読者にすらほとんど見せてくれないから推察するしかないけどさ……第2章で王様と謁見する時のニケ、多分内心怒ってるよね?同時に多分真剣にふざけてるからわかりにくいんだけど……。

↑の込み入ったニケの挙動だけでもわかりにくいのに、ここのニケが終始可愛いギャグ顔してるからますますわかりにくい……。

「よ よく来たな勇者ニケよ」って言う国王に対して、ニケが「ククリもいるよ」って言うの、多分王様が自分からククリも一緒に呼び出しておいて、差別してるミグミグ族に触れないものだから、ニケが代わりに主張してるんだよね……?

あ、そっか、そもそも一章で、クソ王が魔物退治にニケしか呼んでないのも、もうククリはグルグルが使えないから用済みって事か……。ここはククリの心理(グルグル使えないから勇者様と旅立てない)が入るからまあなんとなくわか……んねーよいい加減にしろ衛藤ヒロユキ!!!!!!

じゃ、邪推であって欲しいんですけど、クソ王の使者も、今はもう力がないとはいえ、一緒に世界救ったはずのククリに一切話しかける描写がないのも用積みは使者も無視してる、ってこと……?

ニケ「断ったらどうなるの?」
兵士「それは非常にマズイことに!」

ってのも、なんかギャグっぽいし、その上テストサボれるだののギャグが入るからわかりにくいけど、ニケは脅されてるから仕方なく連行されて行った、って事……?

テストサボれるギャグでわかりにくいけど、行く時「だいじょうぶ たぶんなんかの間違いだよ」ってニケがククリに声かけていくのも、「脅しで連行されていくから」ってこと……?大丈夫じゃないじゃん、だってもうちょっと後の話でわかる事だけど、もうこの時点でニケはもう勇者の光の剣使えないんでしょ……?

おしゃべりなアサガオでのニケへの励まし回、なんとなく読んでるだけでもホロリとしたけど、これ踏まえて読むと「勇者のあかしなんてなくていい、魔法も能力もなんにも持たないで走る勇者様が一番ドキドキするよ!」って言葉、ニケすごく嬉しかったんだろうなって……。相変わらず、コイツは読者にすら心の中を全然見せてくれないけど。

いい加減にしろ衛藤ヒロユキ!!!ホントにいい加減にしろ!!!!!!!代表作全体を使って超得意のミステリーをギャグとの合わせ技でやるな!!!!!!!!!!

それで、2章に戻るんだけど、ニケが帰る時「(出発の準備をして)くるがよい?おねがいしますだよね、王様」って言って「おねがいします」って言わせて、その上「じゃ帰るからしっかり盛り上げてね」って「ニケ様ばんざ~い!」だけでなくしっかり「ククリ様ばんざ~い!!!」って城の兵士に言わせてるのも、


「俺だけじゃなくてククリをしっかり見て敬えよ、利用したんだから。ククリが一度世界を救って、また救いに行くんだから」
ってなニュアンスだよね……?

これさぁ、何が悲しいかって、ククリちゃんもニケの変な挙動とかに気を取られて&自分がやたら持ち上げられるって状況に緊張して照れちゃっててニケの真意にやっぱり気づいてないんだよね、多分だけど……。

で、コーダイゴミ国王が何で最後こんなに屈辱~みたいなツラしてるかって、「汚らわしいミグミグ族を無視させず敬わせた」ニケが超腹立つって事だよね?死ねよ。ホントに痔が爆発してから内臓も次々破裂して死ねよ。

いい加減にしろ衛藤ヒロユキ&ニケ!!!マジでいい加減にしろ!!!!!!さりげないにもほどがある優しさは逆に毒だっ、残酷だっつってんだろ!!!!

冗談抜きでコーダイゴミ国王をゴミとかカスってつけないと呼べなくなって来た。どうしよ、グルグルでこんなことになるなんて……。

なまじコーダイゴミ国王、羽振りがいいからわかりにくいっていうか、ククリもあからさまな待遇はしないでお金は渡して学校にも行かせてるんだよね。一応必要最低限はしてるっつーかさ。狡猾であからさまよりホント吐き気がする。死んでくれ、たのむ。

何度もグルグル2読み返してて、「あれ、ニケ、コーダイ国王に対してちょっとやけに突っかかるな??」って違和感はあったんだけど……こうして書き出して見ると思った以上の闇が広がってた……。国王らのが禁止した闇魔法よりよっぽど闇だよ、魔王より吐き気がするよ。

ねえねえ、こうやって書き出しておいて自信がないんだけど、この解釈、合ってる……?全部私のバカな早とちりって誰かに言われて安心させてほしいレベルなんだけど……。

多分、衛藤先生は2で頼れる勇者ニケを弱体化させて、ククリちゃんを頑張らせようとしたのかな……?しかし悲しいかな、確かに2のククリちゃんは結構がんばってはいるが、相変わらずニケがニケ過ぎて今でも結構強いせいで(戦闘力は落ちても、ギャグや機転で結構活躍できてしまう)、作者とこぞってククリをわかりにくく溺愛してしまうせいで、ククリちゃん頑張ってる!以上の何かは何も成し遂げられないまま、ゆるいイチャイチャ漫画になった感じ……。本当に良くも悪くも。
2024/07/08(月) 03:27 グルグル考察 PERMALINK COM(0)
しかしハガレン、ハーメルンのバイオリン弾きとは真逆に、大不評のアニメ一期と実写のノベライズが一番ぶっ刺さったの、本当に「お前は客でもなんでもない、くたばれ」感がすごくてワロス。こういう同士のいないハマり方をコンテンツに対してしちゃうのもまた、心が引きこもりになる原因の一つだったな。だって殴られるだけだもん。

下手に嫌いとか言うより、こういう挙動で示す方が、ホントにド天然の嫌い方だなと思う。

しかしハガレン実写版、実写版そのものは見てないから知らんけど、実写ノベライズの方はちゃんと原作をリスペクトした上での再構成になってたと思うけどなぁ……。

原作が合わなかったロイアイとエドウィンが刺さったってのも、決して私好みの古めの男女観になってたとかではなく、支え合う相棒とか、夫婦とか、そういう空気の感動的な流れになってたからだったし。エドウィンが相棒になっている分、アルエド兄弟はコンビではなくなっているけれど、決してそれは扱いが悪いのではなく、エドとウィンリィがアルと別行動している中でも、ずっと想われる形で二人の心の中にいるって書かれ方だったし……。正直当時からうっすら苦手だったロイアイとエドウィンで私が泣く日が来るとは思わなかった。

まあ原作派からしたらハガレンアニメ1期と実写版はゴミかもしれんが、実写ノベライズは決して悪い作品ではなかったと思うな。原作派に寄り添って考えてみても。もちろん尺が足りない、ストーリーも消化不良、ヒューズさんの結末が原作以上に重くなってしまっているとかの問題点はあるけど。(だからと言ってヒューズさんの扱いが悪いなんて事は決してない事だけは誰にでもなく主張していおく)キャラの描き方、少なくともロイアイ+エドウィンとアルに関しては決して悪くないと思う。

まあ私がネットで実写ノベライズ結構良いよ!って言った時言われた通り、「大不評の実写ノベライズなんか誰が読むんだよ」ってのが致命的な問題なんだが。無視しないで……私……私がここにいるよ……。
2024/07/08(月) 02:56 作品感想 PERMALINK COM(0)
「グルグルとハーメルンの表現法真似したら大ヤケドする」みたいな事↓の記事で言っておいてアレだが、へっぽこアルジェンのアルジェンがとにかくドジって一人コントするってのは(1作目だけでそれ以降全然ないけど)、多分私なりの、冒険の中でひたすらボケをかましまくるグルグルのニケの模倣なんだと思うな。思うけど、シリアスになるとグルグルと違ってギャグの一切が排除されてるのはちゃんと身の程を知れてて偉いと思う。本来比べられるような出来じゃないが、そもそも。

へっぽこアルジェンが1作目以降ドジって一人コントする流れがほとんど消えちゃったの、多分ドジネタが1作目で尽きちゃったとかいうしょーもない理由だと思うんだが、成長要素があるおかげで、なんとなく成長したんだなと思ってもらえる構造になっててよかったよかった。

後まあ真面目な理由として、多分自分で考えてた以上にへっぽこ2以降のテーマがシリアスになってしまった。やってる事は相変わらずくだらないんだけど。

へっぽこ1は単に「アホっぽい青年に素敵な弟分が出来る話」なんだけど、2でいきなり「孤児で割と重い境遇の、独占欲強い男が愛する弟分に受け入れてもらえるか?」と「想いが強ければ、死の間際にいる大切な人を助けられる」みたいな話になってんだよね。よく考えたらクッソ重くて草。(作ったのお前)(作ってる時はアドリブでヒイヒイしてたから何もわかんなかった)

へっぽこ2のテーマ、もちろん悪くはないんだけどプレイ時間1時間もかからない、ダンジョンも1個しかないRPGとしてはちょっと詰め込み過ぎなんだよね。でもアドリブで、どうしてそんなに詰め込んだのかはまあ自分が作ったからわかるっつーか、多分重い告白してきた兄貴分への弟分なりの返事としてもう一個のテーマ「想いが強ければ、死の間際にいる大切な人を助けられる」を入れたんだろうな。

私、上手かはともかくとして、噛み合わない二人を描くんじゃないなら、作ったコンビの想いの天秤のバランスだけは取ろうとするからな。多分そこも一番昔の起源をたどるなら、すさまじい光の勇者ニケ王子と根っこがとても重い闇魔法使いククリ姫なんだと思うけど。

ただ、グルグルが光の男勇者様が闇のお姫様を救う物語なのに対して、私のへっぽこ2は闇深泥棒男が、光の弟分魔法使いに救われる話になっちゃってる。

いや、そこがオリジナルなんだってのもわかるし、自分で読み返してこれはいい話になってるな、って過去の自分に感心したんだけど、こないだ引っ張り出した、学生時代に書いたもっと直球のグルグルの模倣「ちょっとした魔法」といい、何でヒロイン(受含む)のが強くなりがちなのか、自分で謎。

私、読む時の好みで言うと、本当にコテコテに好みが古いっていうか、やっぱりニケみたいなカッコイイ勇者王子が、かわいそうなお姫様を救う話のが好きなんだよ。でも、へっぽこシリーズの前に作った多分自分なりにアラハビカのニケ王子とククリ姫をやろうとした痕跡があるラノベはへっぽこシリーズと比べても明らかに失敗作だし、多分私、読むのは好きでも自分が直球で王子様がお姫様を救う物語を描くのに向いてないんだね……。

多分勇者ニケ王子は信じられるけど、自分の作る王子様をそこまで信じる事は出来ないんだろうね、どうしても……。自分の作り出した勇者王子様を、一番信じているのはククリを除けば衛藤先生なんだろうと思うと、やっぱり衛藤先生はすごく作家の才能がある人なんだと思う。売れたとか売れないとかそういう次元の話じゃなく。

これでも彼氏を尻に敷くヒロインって好きじゃないんだけどね。弟子のハガレンとかそこら辺の問題であんま男女カップル萌えなかったし。不評の実写版ノベライズではロイアイもエドウィンも支え合うカップルになってて泣いたけど。ハガレンの恋愛観、正直自分では好きにはなりきれなかったのに、自分の作品の作り方はどっちかというと大好きな衛藤先生よりは荒川先生寄り(比べるのも荒川先生に失礼だが、ヒロインのが強いって意味で)なんだよな……謎。一応ハガレン自体はハマってた時期はあるが、流石に当時からうっすら苦手だった恋愛観、というより男女描写については参考にしてないと思う。だからこの、割と上手くいく手癖の作風は何が起源か謎。

そんなつもりはなかったけど、自分で信じきれないんじゃ、多分一番描きたいのであろうドラクエ1の主人公や勇者ニケみたいな直球の白馬の王子様を描くのは無理やな。私がどんだけニケ好きだって、衛藤先生がニケ好きでカッコイイ面白いって思ってる気持ちには叶うわけないし。っていうかそのくらいのテンションじゃないとあんなやべー光の男描けるわけないんや。
ハーメルンアニメのバカくそゴミクズ野郎(もう少し言葉選んであげて)がドヤ顔で言っといて出来なかった事(ファンブックでドヤ顔で言ってた原作の美しさだけを拾った(笑)とかいうやつ)(人間賛歌拾えないで何を拾ったっていうの?ホントに。バカなの?死ぬの?)をグルグルアニメ企画でやって欲しいというか。

漫画との比較が誰でも一発でしやすくなる解答作品として、ギャグの一切を排除した超メルヘン真面目グルグルアニメが見たい。

昔ならともかく、今のご時世そんなイカレたアニメが出来るわけないんだが(30年くらい前のアニメ企画でも、ハーメルンアニメみたいな、完全にはき違えたカス企画は絶対に誰も通さないでほしかったが)、やっぱり、グルグルの意図に気づいた今、欲しい。3作も良アニメ化したんだし、もしまた次があったなら、こういう方向性の怪作が見たい。私的には。

でもグルグルアニメ企画がまたこの後出たとしても、作家の意図に気づける人なら気づけるほど、↑のような企画はよっぽど厚顔無恥でもないとやらないだろうな。という事でこれは完全にブログでわめきつづけるキチ〇イの寝言である。

っていうかハーメルンアニメこそが私が今ほざいてるような「わかりにくい原作を誰でもわかりやすくする解答編」として完成するはずだったんだよな……。いやハーメルンアニメがやろうとしたのがまさに私が言ってるそれだったってのはわかる。でも根本的な事をはき違えすぎて、出来ていない。賭けてもいいが、アニメに激怒したというブレインのアシさんも、例えドヘタだったとしても「人間賛歌」が拾えてたらあんな激怒と酷評はしなかったと思う。それがわからないような人ではないだろうな、とアシさんの裏話ブログと、著作をカクヨムで読んで思ったので。


だからハーメルンのアニメ企画はホントにバカ、アホ、マヌケ。
原作者は一つの作品としては評価してるし、続編にも取り入れてるほどみたいだけど、一方で「原作通りのアニメ版見たいなぁ」願望が捨てきれてないっぽいの、本当そういうとこだぞ、ハーメルンアニメ。

っていうかアニメグルグル三期がまさに「原作者の表現法をリスペクトした上で」、「誰にでもわかりやすい解答編としてわかりやすく表現を直す」最高のアニメになるはずだったんだよな。

ハーメルンアニメ、グルグルアニメ三期、どっちもやろうとした方向性は同じ。しかし悲しいかな、ハーメルンアニメ企画は人間賛歌を拾う脳みそが足りず、アニメグルグル三期は尺だけがひたすら足りなかった。

アニメグルグル三期は、あんなキツイ制限の中で、やりたい事(原作者の趣旨に敬意を表した上で、わかりやすくする)をかなり成功出来てるけど、「誰もがわかる」レベルを目指すとなると、やっぱりあと一歩たりない。尺という一点だけが。「原作と同じ、わかる人にはわかる」に留まっちゃったんだよな……。そこもまたグルグルアニメ3期が愛しい部分だけど、切ない。

まあそもそもハーメルンのバイオリン弾きと魔法陣グルグルって多分マジで一作も後追い作品がこの世に存在しないレベルだと思うから、その目指した理想を他者が100%達成するのが難しいのはわかるんだけどね……。

うん、創作を下手でも趣味でもなんでもやってる人なら、↑のネアカだけど普通に狂気レベルの、作品としてのカッコよさはわかるけど、わかればわかるほど絶対自分には取り入れないよね……。私も↑の作品らの言いたい事はともかく、表現方法は絶対真似たくない。

というか常人が少しでもハーメルンやグルグルの根底の美しさをやりたいと思うなら、絶対に手法は真似したらいけない。だってこの人らのアシ経験の上でプロになったり、大成した人らだって誰も真似てないんだから……。それって、本当に静かに、みんながみんな、「この作家と作者はある意味狂ってる」って言ってるって事だよな……。

グルグルやハーメルンに凡人が近づきたかったら、多分二作がやってるギャグやわかりにくい表現を一切排除して、とことん素直にやった方が↑二作に近づけると思う創作バグ、クソおもろい。どれだけこの二作がそれぞれ違うベクトルに狂ってるかがよくわかる。

もっとわかりやすい作家さんでも、後追いしてるだけじゃ大成も、自己満足の創作すらも出来ないかもしれないけど、それにしてもこの二作ほど「好きなら好きなほど後ろを歩いたらいけない」って感覚でわかる作品、なかなかおらん気がする。あとは徳弘雅也さんの狂四郎くらい?
2024/07/08(月) 01:00 グルグル考察 PERMALINK COM(0)