やきにく亭
～キャベツを添えて～

この記事タイトルなんだと思う？ コレ、魔法陣グルグル２０１７のサントラに収録されてる曲の一つ。

実際にニケがカッコイイシーンで流れるのだが（最終話、魔王ギリにニケが反撃するくだりとか）、曲のカッコよさもだがもうこのタイトルが拗らせてて最高。

思わず「それって、あなたの感想ですよね？」とどこかのたらこ唇の人になってしまうタイトルセンスに、もう私よりアニメ作ってる人達がまずニケをカッコイイって思ってるんだなと感じられて、こういうのってすごくいいよね……ってだけの話でした。

やっぱまず自分がカッコイイと、面白いと思わなきゃ作品って輝かないよね……。押しつけがましいのとは違う話だから難しいんだけど。自分も出来てるか怪しいけど。なーんか重ったく見て欲しい見て欲しいとか言う人、まずコレが出来てなくて大抵自虐くさいのに見て欲しいとか言い出すからだりぃよな(何か思い出したらしい)

っていうかアニメでニケとククリが初めて出会うシーンで流れる綺麗な曲、直球で「ニケとククリ」ってタイトルなんだな……。サントラで全部聞いてみると、終始すごく優しくて綺麗なメロディーで構成されていて、ニケクク……！！！って涙ぐんでしまうレベルなのだわ……。

やっぱ三期も円盤欲しくなって来たな……こんな円盤まで欲しくなる作品マジで初めてかも……。まあ他のアニメ版優先かなあ、とりあえずは……。

しかし今時の分割形式でもなし（どうも二作目は一作目の続編ではあるらしいが、）三回もアニメ化する作品ホント珍しいよな、言っちゃあなんだけど、グルグルって人気作でもなんとなく知る人ぞ知るくらいのポジションな感じするけど、よっぽどグルグルと衛藤先生って愛されてんだなぁ……。こんな誤解受けやすそうな作品、関わった人達がみんな根幹理解して楽しんで作ってる感じなのも、何度考えてもすごい不思議なんだよな……とても監修程度で説明できる現象ではないと思う。逆に監修口うるさくし過ぎて崩壊するケースだってあるし。（よせよせ）

アニメ第一章のゴキブリみたいな動きで門から出て来るニケが楽しすぎて何度も見てしまう。アラハビカミュージカルの次に見返してしまう。

グルグルとプロダクションＩＧってイマイチ結びつかないけど良アニメだったし、考えて見るとやるドラシリーズなんてアニメ恋愛ゲームに関わってたようなとこだし、それこそ実はグルグルアニメにピッタリの制作会社だったのかも。別にスタッフが被ってるわけじゃないだろうけどさ。

考えて見ると君に届けもプロダクションＩＧだしなぁ。むしろ恋愛物得意なとこがやってくれたから、グルグルアニメもコメディ拾いつつ、根っこはラブストーリーとして素敵になったのかも。

アニメグルグル、ＰＶからあの美しい出会いをアピールしてるの、すごくいいよね……。（youtube）

なんで今書いてる自称女性向けラノベ、勝手にキャラがボコボコ生えてくんの？？？？

ヒーローの設定上そら自然と増える生えるかもしれんが、流石にもういらんだろ。使い捨てで殺して捨てようと思ってたどうでもいい敵キャラまで加わってくんな、もう文字数の残り怪しいんだぞ、ざけんな。

っていうか私が書いてんだから物語側が私の言う事聞けやあああああ！！！！！

キャラが私の言う事聞いた事あったかな？？？とかそもそも考えるなどした。っていうか偶発的に出来た良キャラに助けてもらうばかりの創作人生だった。

グルグルのニケみたいな、下ネタ混じりのギャグヒーローかつ一人の女に人生捧げる、色んな意味で男子キャラでしか無理なスーパーヒーロータイプ。

ティルク〜青い海から来た少女〜のビリーみたいな、穏やかだけどジャイアン的キャラをサシでぶっ倒してグループに引き入れた強い男臭い過去持ちかつ、頭の回る頭脳派リーダータイプ。この作品、前述の設定通りなので、例えると強くて頭いいのび太みたいなやつがリーダーで、ジャイアンポジションはあくまで仲間の一人なんだよな。十五少年漂流記の主人公がもう少し万能だったらビリーになるかも？（ライターの越智自由さんも絶対十五少年漂流記好きそうだしな……）

上記２名みたいなのが、個人的少年主人公の一つの理想なんだと思うが、多分自分が描く時すげぇ相性悪いな……って気配感じるというか一回ティルクもどきみたいな話学生の時大学ノートに書こうとして頓挫したの今思い出した。辛い。

ビリーとかニケみたいな主人公って、そもそも野山駆け回って冒険してた男の子がそのまんま作家になったような素敵な感性の男の人じゃないと、ちょっと主役に据えて描くのはムズいのかもなあ……。

引きこもり向いてる、好きな男にベッタベタしてるだけ（本人にも自覚アリ）みたいな女主役に据えた方が、ささやかだが冒険要素も突っ込めて面白い男も書けた悲しみ。

グルグルのククリ視点で固定されたような話なら多分いけそうな気はする。つまり電撃文庫の竜と勇者と可愛げのない私方式。

なんかすごい炎上してたしいつも読んでるWEB小説もネタにしてたし……で、日記に書いておこうかなって。

FGOでもコロンブスは普通にクズ、と聞いたのでピクシブ大百科覗いたけどうわあ……だった。

でも私もコロンブスが偉人のイメージはなかったな、なんでかな。って思ったが社会科の授業のコロンブス辺りの話で先生が「英雄や偉人は反対から見たらクズ、殺戮者。現地人が抵抗して侵略者を殺すのなんて当然の反応（要約）」みたいなことはサクッとだけど言ってた覚えがあったからだな……。

ここで終わればいい話なのに、中学の頃勉強出来なすぎて歴史の授業で４０点から上取った記憶がないっていう。なんでここだけ覚えてたんだよ、それで。

グルグル２、ニケクク恋人未満イチャイチャとしてはずっと楽しいけど、メインストーリーは予定通りに描けてない感じがするってずっとここで主張してるけど、なんでかな？ってまとめると、大きな要因はやっぱり

１．せっかくレイドとデキルコという色んな意味で面白いカップルのフラグが立ったのに、なんか踏み込めなかった感がある事

２．魔王ちゃんという、ククリと対になる女の子を、親友にも悪役にも昇華出来なかった感じがする事

だろうな。

レイドとデキルコなんて、私の好み置いといても面白い組み合わせなんだけどな。ククリちゃんが魔王軍ルート辿ったらこうなるんだろうな、みたいな、デキルコがカヤの生徒っぽくもなって一瞬だけど魔王になったくだりとか。後、ククリちゃんは魔族差別はしないけど、ニケが大好きだから本当の意味ではレイドに寄り添えなかったのが、デキルコなら「月が好きか嫌いか」というシンプルな理由で、人間だけど魔族と一緒にいられるとか。

↑の意味で、デキルコとレイドの組み合わせはかなり面白い事してるし、実際面白かった。なんかそれも最近の方だとハシゴ外されちゃった感じするのが残念だけど。

もう一つ、色んな可能性の提示だけでも役割を果たした感があるデキルコとレイドはまだしも、やっぱり魔王ちゃんはちょっと中途半端過ぎる。別に最後は素敵な友達になったっていいし、彼女が許されたっていいから、一回はあの子はククリから大切なニケを奪い取って、本気のケンカをククリとしちゃうべきだったと思うんだよな。それが出来なかったから、魔王ちゃんはククリのライバルにも対のキャラにも友達にもなれず、今現在かなり中途半端な立ち位置になっちゃってる。

やっぱりちょっと衛藤先生の善性と、ニケへの独占欲はぶっ飛んでるように感じる。ニケを魔王ちゃんに一度完全に取られる展開でも、ニケがククリを愛するのがブレないのを描く方法はいくらでもあったと思うんだよな……。いや私だってククリちゃんがニケを取られる展開なんて嫌だけど、提示したからにはやっぱり直球で描いた方がわかりやすかったんじゃない？みたいな。まあ呪われて竜になって、（おそらくだが）フロイト的Ｈ暗喩も悪かねぇとは思うけどさ。

私も衛藤先生の事言えないくらいのカプ厨だけど、自分がこの展開を描く段階に至ったら、流石に一回は寝取らせると思う。その上で、無理矢理奪っても心は奪えない、って展開に持って行くと思う。だからそういう、一人のカプ厨視点から見ても、グルグル２の展開は痛快ではあると同時に、ちょっと常軌を逸しているようにも見えるんだよね。

まあもちろんここら辺もいつもの邪推に過ぎねえ、過ぎねえけどここら辺が個人的に引っかかったのは確か。

グルグル２の第一章で、ククリちゃんがニケをニケくんと呼べずに「乳者様」とかいう謎の呼び方しちゃったくだり、流石のニケも「ハァ　まあいいってことよ」と否定が弱いと思う。いつもククリの失敗を本当に気にしてないと言うように、強くアピールしてくるニケにしてはやっぱ言葉が弱いと思う。

やっぱこれ……何度もここで言ってるけど、ククリちゃんやっちゃったんじゃない？

確かにニケはククリちゃんを責めないし、心の内を読者にすら教えてくれない事が多いから、結局私の妄想に過ぎないけどさ……ここでニケくん、って呼ぶお願いを踏ん張れなかったのだけは、ククリちゃんを擁護しちゃいけない部分じゃない？

ニケの返事がなんかフワッとしてた（２の公式見解）なのはそうかもしれないけど、ここのニケくん呼びを継続出来ていたら、あまりにも押し付けなくて致命傷レベルのニケも、彼氏の自信持てたんじゃない？って妄想がどうしても消えないんだよな……。

この辺も衛藤先生がどこまで狙ってるのか、単に続編の為に関係を進めるわけにいかなかったのが結果的にそう見えるのかよくわからんけど……。明らかにグルグル２はやろうとしてた試みが上手く行っていない部分もあると思うし。グルグル２はわざとやってる部分と上手い事行かなかった部分が明らかに混在してると思うし、わざとやってるっぽい部分も解答まで出ないと思うので、やっぱ私にはお手上げの作品なんだよな……。