マァムはなんで2軍落ちしたんや?(アフィサイトリンク)戦績的にはアルビナス倒したまででも十分じゃない?って思うけど甘いかなぁ? キャラの数考えると、かなりそこら辺のバランスとキャラの活躍が万遍ない方ではあるダイ大も、流石に終盤はインフレで苦しい部分があるし、その中でバーンパレス行ってちゃんと戦績あるだけ十分じゃない? 戦績的なアレは特に目立ったもんがないレオナと比べても(王族生き残りとしての器や立場を生かしたサポートと描きわけなんだろうけど)女子キャラ的には良い方じゃないかなぁ。
っていかマァムはアレだ、
名前と作中の聖母、肝っ玉母ちゃん的描写から、おそらく母親キャラだから恋もキャラとの接し方も全部博愛ってのを掴めないと優柔不断で敵までやたら庇う、
アルビナスの言葉を借りれば「虫唾が走る良い子ちゃん」で終わってしまう。私もだいぶ近年までちゃんと言語化出来なくて、子どもの頃はあんま好きじゃなかったけど。実際、
好きな男に一途で死亡、死の直前まで行く女が珍しくないダイ大では異端で、
そこにムッとする人はいてもどうして他の女子キャラと描かれ方が違うのか、まで到達できる人は多分思ったよりか少ないような気がする。ここまで
名前と描写が露骨でも。
その上でちゃんと、
マァムに心を寄せるポップには反応が違うって描きわけはされてるんだけどな。子どももいないのに、その
キャラ性からお母さんをしなきゃいけないマァムが、容赦なくボコって夫婦漫才みたいな事出来て、一番自然体の素でいられたのは、おそらくポップしかない。まあポップ相手にも肝っ玉母さんする事は結構あるが、そこも哀れみ的優しさに近い部分がある他のキャラ相手とは少し違う感じがする。
ヒュンケルは(あの助けられ方しちゃえば無理もないが)、マァムを聖母だと言ってて、ただ
スケベで可愛くてコイツの為に頑張りたい女、って反応を終始崩さないポップと比べてもあんま
マァムがマァムでいられない感じがするんだよな。実際
ヒュンケル相手にはマァムもちょっと踏み込めないとこあるし、ヒュンケルもちょっとあきらめ気味な感じがある。
「おれの女神は横っ面を引っぱたくんだよぉ!」とは
ポップのVSシグマ戦での名台詞だが、
よく考えるとマァムの横っ面を引っぱたく側面というのはポップくらいしか味わっていないし、そもそも
彼女に告白したのもポップだけだし……ってのを鑑みると、ここは
結構特別なノロケに近いですね。
うーん、昔はマァムの事イマイチ好きじゃなかったのになんかすっかりマァムの事贔屓擁護してるぞ?
実際、
戦績はさておき、序盤、バルジ島までは結構精神的な部分でマァムがいないとやってられねぇとこあるんだけどな? ロモスの
クロコダイン戦なんか、追い詰められて卑怯なクロコダインと勇気の出ないポップが割と胸糞悪いから、マァムが壁にめり込むまでポップボコったり、「何が獣王よ笑わせないで!」ってクロコダインのおっさんにブチ切れてくれなかったら相当読んでて胸糞悪いと思う。
バルジ島も、ダイをぶん殴って気絶させてまで一時撤退をマァムが強行しなかったら、フレイザードと初エンカウントの時点でパーティ全滅やぞ。
ポップの事は大好きだけど、
クロコダイン戦で覚醒するまではやっぱアイツ普通に弱虫だからなぁ……
読み返すと序盤の弱虫含めてそらそうだ、としか言いようがないんだけど……。
序盤でいきなり魔王とか、軍団長とエンカウントしたら逃げるポップの反応の方が普通で、立ち向かおうとするダイとマァムの方がおかしいんだわ。
上記みたいな
弱虫挙動してたポップが、おそらくクロコダイン戦の覚醒時から張ってた伏線を回収して、実は勇者みたいな魂の力がある、ってのがまたこの漫画の素晴らしい部分だったりするんだけどな。
勇気があれば誰でも勇者、というこの作品の勇者観と合わせて平民の弱虫ポップにこの力の割り振りがあるというのは、
この作品の構成と人間賛歌テーマの美しさが出てるよな……。
ポップの話になっちゃったから戻るけど、
戦績的にも、サポート的にもマァムは十分活躍した方じゃない?ってのが個人の感想です。
ミナカトールとか第五の使徒とか王族なの生かしたサミット開催とか、ラストバトルで大魔王斬りつけて屈しないとか、サポートに徹して、好きな男に一途なレオナよか、色々半端っぽいのが印象が悪い理由かなぁ。まあ
昔は私もあんま好きじゃなかったしな……。
今アニメとかでおさらいすると、一番目がいっちゃうのが、お気に入りだったメルル以上にマァムだったりするんだが……。