やきにく亭
～キャベツを添えて～

OP動画

久々にOP見たくなってユーチューブを掘っていたが、やっぱこれ当時のCIRCUSゲーだとムービー含めて演出最高峰だよな。ＣＧ少なすぎやろとか色々問題点もあるが。

結局舞hime、コレしか知らねーけどアニメくらいは見とくべきかな……。

やったのは例によってＰＳ２版で、攻略キャラは隠し含めて５人、そのうち一応恋愛的にハッピーエンドと明確に言えるのが二人しかいない、そしてその二名も大切なものを失い過ぎとかいう酷いゲーム。まあ元々「大切な人を掛け金に、バトロワしろ！」とかいう最悪の発想の作品だからしょうがねーけど。アニメだとハッピーエンドらしいが、こっちは主人公も違えばそういうご都合主義もないので、まあ悲惨。

主人公のキャラクターはダカーポの純一+杉並÷２みたいな感じで、割と好きだったかな。ヘタレとも言われてた気がするが、まあ義妹ルートとか今思うと結構な漢気のような気がする。昔はこのルート嫌いだったし、感想ググっても妹が一番不評ルートだった気がするが、今のがこういう中東半端な女もあのオチも受け入れてやれるような気がするな。ヤンデレとしても中途半端、もっと狂って他の女どもを「お兄ちゃんを取る泥棒猫」くらい言え、みたいな意見も昔見た気がするが、ＣＩＲＣＵＳゲーあるあるな義妹が舞himeに放り込まれたら、あの程度のヤンデレが関の山のような気がする。ダカーポの音夢も半分ヤンデレだと思うけど、イマイチそこまでのインパクトがないのが共通してると思う。

今思うと、あんな音夢みたいなヤンデレ級女に、「首につける鈴のプレゼントして、どこにいるかわかりやすくする」とかいう挙動取れる純一やっべぇし、一番お似合いの女は確かに音夢じゃねぇかな、という感じはする。っていうかよく考えたらダカーポのヒロインほぼ全員癖強いし、純一よくあんな女共に付き合えるよな。確かに可愛いけど……。ダカーポって思い出深いゲームなのに何故かお気に入りヒロインが一人も浮かばない不思議なゲーム。強いていうなら頼子とさくら？

まあそれはさておき、ＥＤ曲の妙にさわやかな曲調が全然合わない作品ではあるよな。あの曲好きだけど、でもあの歌もこう歌ってるんだなぁ「二人に求め合う以外何が出来たろう」ってさ。マジでそれしか出来てなかった気がするし、だいぶ悲惨なゲームだ。

一番アレなのが、この最悪バトロワに終止符を打てるのが、アニメでもメインヒロインだったらしい舞衣ルートしかないって事だよな。他のルートは、「今回の災厄は終わったけど、数百年後だかにまた起こる、でもそこまでは責任取れない」で終わるっていう。恋物語として一番曖昧になるのもこのルートで、多分あの後思い出すとは思うが……どうなんだろう。トゥルールート、グランドエンドのないゲームだし、せめてこのルートくらい大団円で良かった気がするんだよな。多分やりたくなかったってのも伝わるけど（優遇し過ぎ、みたいになるし、多分アニメで出来なかった悲惨な話を攻略ヒロイン分やりたかったんだろうし）

コレのメインシナリオライターの一人、たけうちこうただっけ？アズラエルとか作ってた人。あの人残酷な死生観好きっぽいライターだよな。

もはやこのクソ小説、開き直った作者解説のが本文読むより面白くて草（書いたのも解説もお前）。

いやホント、マジでコメントもらいながら読み返すとひっでぇな、つまんねぇな、ってなる。評価が低いとか一次落ちとか全然関係なく、ダメだなコレって感覚でわかる。別に反応が悪くても気に入ってる作品とかいくらでもあるが、コレはホントにそういうのも全然なくてダメ。

っていうかコメント返信でぶっちゃけまくってるのも、後から来てくれた人が一見で笑ってくれればいい＆もしも読むなら下手くそな本文への解説にでもなっていれば、って感じでわざとやってる。あくまでも前向きな挙動。

しかしコレほんま、だいらんどとか夏夢夜話とかグルグルのアラハビカミュージカル見た後読むと作者を殴るか殺したくなる作品だな。しょーもねぇわ、全てが。あんま普段そこまで自作に冷たくならないけど、流石初めてお省きをくだした作品だけある。

グルグルのソシャゲ、星くず大冒険本当につまんないしゲームシステムもそもそも全く合わないけど、やっぱり広告として出て来る時には可愛くて最高でついクリックしたくなる。けど、実際クリックしてやるとつまんなくて無料ガチャだけ引いて帰って来る始末。

こんなんやる暇あるならグルグルランドで衛藤先生が好きって言ってた作者作品読破したがええわな……。フロイトとかこれを機に、一度全集一通り読んでみたいなって思うんだけど、衛藤先生が挙げてた哲学者の中だと一番合わなそうでな……。

またなんか煽りみたいなタイトルなんだけど、結構マジな話でそう思う。

原作漫画だと「もうすぐ、ある日　この家の扉を開けて入ってくる」、２０１７年版アニメだと「あたしの前に現れて外に出してくれた　あたしの勇者様」って感じで、ククリちゃん的勇者像が語られてるんだけど、

これって勇者っつーか恋愛的にも職業的にも王子様じゃね？

いや、グルグルがそもそも衛藤先生が仕事でもやってたドラクエのパロ要素のある漫画で、既にグルグルが出た当時、ドラクエ１っていう伝説級の名作で、勇者が姫、女の子を救い出すってヒロイックは一般的にはなってたと思うんだけど（もっと古いものもあるだろうけれど、まあグルグルの元ネタの一つもドラクエなら、一番パッとオタク的に有名なのもやっぱドラクエ１だろう）やっぱり童話のシンデレラや白雪姫、いばら姫ほど勇者＝お姫様、女の子を助ける記号的職業としては未だに定着してないと思うんだよね。

実際ＲＰＧゲームのマール王国の人形姫は、ヒロインのコルネットも人形の言葉がわかる人形姫(かつ、出生をたどるとやっぱり王家の娘)で、続編も無事王子の嫁になれたコルネットの娘だから、ヒロイン両方お姫様で、必然的に恋に落ちる男も親子そろって王子様。ヒロイン（それも肩書き的に姫）、の運命の相手が、童話から伝統的に続く王子様、だから言葉ですごくわかりやすくなってるんだよね。もちろん親子二代で「王子様を救うのは、王子様のところに向かうのは私！！」という強いヒーロー的ヒロインの側面も描かれるわけだけど、言葉で言えば姫と王子という古典的なそれで、とてもわかりやすい。

ダイの大冒険も、ダイとアバン、師弟勇者二人の愛する女はお姫様で、竜の騎士バランも妻がお姫様で、ドラクエ１の系譜を継承してるけど、やっぱり第一話冒頭で語られる勇者像は「魔王を倒したつごいやつ」って感じで、冒険の中で語られる勇者ってのも、困難に立ち向かう勇気ある心のある人で、お姫様を救出する、とは描かれないよね（バルジ島辺りはそういうストーリー要素もあるけど）。そもそもダイ大のお姫様達はみんな気が強くて自分も戦うし（バトルだけでなく政治面、心の強さ的な意味でも）、ソアラさんだって逆に夫を庇って死ぬような人だし、つまり公式ドラクエコミカライズのダイの大冒険でも、「姫を救うのが勇者」、「勇者に救われるのが姫」なんてのはほとんど語られてないレベル。って事。

もちろんここでグルグルのヒロイックがわからずコケるって人は流石にごく少数だと思うけど、運命の相手に「王子様」って言うより、運命の相手を「勇者様」って言うのはなんかわかりにくくはあると思う。

実際、ククリの夢叶う場所であったアラハビカミュージカルでは、ニケはハッキリ「王子様」。それもククリの指定で、原作は「勇者様はククリの王子さま♡」、２０１７年版アニメは「勇者様はあたしの王子さまなの！」と防衛ミュージカルに駆り出されるのだから、ククリの中でも、ニケを勇者様と慕う様は、童話のお姫様のように「王子様」である願望、潜在意識があるのは間違いない。

流石に自分の王子様などと面とは向かって言えないククリが、理想のプリンセスククリの力を借りて、いつも思っている願望をミュージカル限定で出したのだと思うと、あの可愛いニケ王子とククリ姫も少し切ない健気さがあるねえ……。

グルグルランド＋に載ってるラプンツェルパロのニケククがすごくわかりやすいってのも、多分直球でククリが姫（本文では女神と言われてるが、扱いは救出されるべき姫）、ニケが王子様として語られてるからってのはあるよね。

まあなんというか、やっぱり勇者×姫って、ヒロイック的な要素として、王子×姫に比べると歴史が浅い方というか、感覚としては案外伝わりにくい気がするから、フワッとは使わない方が良いな……伝わりにくいな……と感じたって話。衛藤先生のようなドラクエを仕事として通った経歴と変な物、わからんものを作りたいみたいな発想がある、何よりニケが運命の人とわかるようなカッコよさと流れが描けている人はいいとして、私は特に理由が無かったら「王子様」って言った方がいいし、他の人も記号で適当に使うなら「王子様」のが感覚として一発で伝わると思う。って話。

やっぱグルグルって理想のメルヘン恋愛かつ、自分でやる時はめちゃくちゃ最悪級の反面教師というか……。そういうとこあるよな。衛藤先生だから、全部わからなくてもあの漫画は楽しい。わかりたいって一生懸命読み込む人も出てくる。でもそれってホント天才の魅力の領域だし、私は説明し過ぎるほど説明した方がいいよなって。当たり前なのに忘れるような事を思った。


とか言って次書いてみたい話が勇者×姫なんだけどな。

なんか今日仕事してて、自分って人とのコミュニケーションが、与えるか我慢するか逃げるかで話し合うとかお願いするとかが存在しねーなって気づいてホント仕事するのが嫌になった。己の問題で。


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そういえば、一瞬衛藤先生のとこでアシもやってたはず（確かキタキタにスペシャルサンクスで名前が挙がっていたような……）のマテリアルパズルの土塚理弘さんもなんかグルグルが出来ない、バトル上手いギャグ作家っぽいからちょっと読んでみたいんだよな……。でもマテパはどうも色々あって色んな雑誌の流浪の民っぽくて、どこをどう買えばいいかわからん……。

なんかTwitter（X）にいた時相互も絶賛してたからいけるはず……っていうか私、相互に対しての合うか合わないか判定の信頼がヤバイな。

いやあ、私、向こうは別にこっちの作品なんか読んだこともない人も多かったと思うしそれでもいいんだが、自分側の場合は絶対自分が読んで面白かった作者しかフォローしてなかったんだよね。フリゲとかなんか作品やった事あるけど「言いたい事はわかるんだけど、終盤の内容が説教くせーな」みたくうっすら思っちゃった人とか、謎に一瞬フォローされても結局フォロー返さなかったの露骨すぎて草。

面白くてもツイート内容とかがちょっと合わなかった人とか、そもそも創作物見るまでしなかった人とかもいるけど、自分がフォローしてた人は↑の判定に当てはまる人以外いなかったとかいうくそ失礼なことしてたな、今思うと。向こうは読んでなくたって、そしておそらく読んだところで合わなかった（そういうタイプの人、確実にいた）としたって、相互してくれてたのにね。

まあだからその、私もあそこで鍵垢の中で色々やらかしちゃったとは思うんだけど、あの時作品面白いと思って作者さんら褒めてた事自体はホントにホントではあるんだよね。私、そこだけはウソつけないから。

まあ、もうここまで覗きに来てくれてくださる某カピさん以外、積極的に読みに行くこともないと思うけど……。相互してくれてた方々が悪いんでなく私側が悪くて、Twitter(X)自体に疲れちゃったから。

しかしこうやって文章にまとめると自分の思考回路クソ過ぎだな。どんだけ嫌いなタイプの人、己の世界から排除したいんだよって感じ。もちろんその方が、人間関係構築していく面では（例えTwitter程度の縁だろうが）正解な面もあるだろうけど、やっぱ私露骨すぎて頭がおかしいんだわ。

なんかね、もう一個ホラーつけるんだけどさ、家族って言うか多分私と面識のある血縁全部そういう傾向があるから↑の思考回路が流石におかしいって、つい最近まで気づかなかった節があるんだよね。

ヒラコーさんが、「親が次々親戚とケンカして縁斬りしてくタイプだった」的に言ってた事があったと思うけど、そこまでじゃないにしても、多分それに限りなく近い。

まあもう一個ホラーつけると、ふりーむのハロウィンイラスト企画（もうアレも二度とないと思うと寂しいね）、でイラスト交換しましょ、って言って実際やった某氏も多分、事前に作品プレイしてて作品が死ぬほど合うタイプじゃなかったらお願いする発想なかったと思うんだよね。

あの人の方がネタ抜きで数億倍くらい上手いし人間も出来てるけど（そしてそれはあの人に限らず気に入った作者全体がそうだけど）、多分話の作り方とか感動する部分とか盛り上げ方は、傾向がかなり近かったんじゃないかな、私と。何故かその人と相互、でなくてもこっちからフォローしなかったの、自分でも永遠に謎だがあそこに戻る事はもうないのでもういいや。でも某カピさんとはまた別の方向で、傾向が一番似てたと思う人はあの人だと思う。