衛藤先生とニケの心を知るためには、フロイト全集全二十巻を完読するしかないのだろうか……えっ、パラ見だけでギブしたアレを?????

まあそこまでは出来ないかもしれんが、心理学で変な事してるのは間違いない作品なんだよな……。

投げる可能性大だけど、とりあえず1巻だけ頑張ってみようかな、フロイト……。

っていうか全然トイレでウンコしながら見れる気楽な漫画じゃねえじゃん、衛藤先生の嘘つき!衛藤先生、重要なことほど一行で済ましたり全然違う事言う感じの悪癖ないか?

なんかニケのがファンブックで一行くらいしか解説なかったり、その割にグルグル2でどうしてもニケの魂を汚す事が出来なかったっぽかったり、あの人一瞬で流すとこにこそなんか深い部分がありそうというか……。ラピュタが下手すっとドラクエ以上のグルグルの元ネタの一つってのも、全然ファンブックで触れないでこっそり本編でパロする程度だったし。

恥ずかしすぎてそのまんま過ぎて言えなかったっぽい割に、ククリが髪切るイベントまで突っ込んでシータパロしてるのも何なんだアンタ、って気にさせるよな。

というかこの発言(トイレでウンコしながら気楽に読め)も、本気で言ってたのか自虐だったのか読者を煙に巻いてたのか、全くわからん……。

多分流石にそこまでフロイト全部読む必要はねぇんじゃねえか、って気もするが、どこがイラネーのかどこが必要なのかって結局全部読んでみないとわからんからな、こういう変な読解の場合……。

グルグル2の15巻のカバー折り返しコメントで、「自分はH・Gウェルズの魔法の店のへんな店主になってしまった」とか言ってたの、予想以上に読者のかく乱が上手く行きすぎたからなんじゃないか、って気がして来たな……。

14巻のカバー折り返しコメントで触れていたブラッドベリの霧笛と、ウェルズの魔法の店(マジック・ショップ)の短編二作を読むだけで、割とグルグルで衛藤先生が真に何をしたいのか、ってのがわかる感じなのも、あんまりにも気づく人がいないからヒント出したんじゃないかな、って気がして来た……。

2017年版アニメスタッフくらいじゃないの、編集と作者覗いたら、かなり正解解釈に行けた人ら……。

だってかなりファンの人だってニケがどうしてアニメ版ですらククリを抱きしめないのか、まで行けてないっぽいし……。多分ブラッドベリの霧笛をやりたいんだと思うけどね、これも言ってる人がいなさ過ぎて自信がない……。正直衛藤先生が言ってたからってこの短編まで手に取る人、あんまおらんと思うしな……。「ファンタジーのある所になら、どこにでも行こう」って衛藤先生だとわからんかもしれんが、漫画→小説の壁って結構デカいよ。もう読む発想すらないって人結構いるもんな。私も普通よりは本好きな方かつ衛藤先生が好き(変な意味ではなくてね)だから、この解釈で合ってるかまでは知らんが、霧笛手に取ったわけだし……。

ホントアニメスタッフの人、こんなイカレた漫画の正解解釈までどうやって行きついたんだろ?マジで道順教えて欲しい。

アニメグルグル、原作のニケククの致命的なすれ違いをなんとか回避しつつ、原作がやってない、タブーとしてる事は一切してないの地味に狂気だけど、その原作のタブー、すれ違いに気づく人が多分読者にほとんどいないから、アレのやり口がだいぶ狂気レベルの謙虚さかつ上手さに気づく人も多分ほとんどいない。原作のわけのわからない狂気的な構成まで真似るんじゃないよ。

段々一人で地動説唱えてたガリレオさんみたいな気分になってきた……。なんでギャグマンガ読んでてそんな偉人兼狂人の真似事をしないといけないんだ……。普通にギャグマンガと、昔好きだった王子様とお姫様のめでたしめでたしを見せてくれや……。

そらまあ、わかりやすい悲劇でもなく、二人はずっと仲良しではあるんだが。肥大化した脳みそで気づいちゃった、私が当時お兄さんお姉さんだったニケククの年齢とっくに飛び越しても二人が微妙にすれ違い続けているっぽいって事実、時々結構真面目に悲しいのよね……。

っていうか、ククリのニケとの思い出回想で完全固定のイベント、「ニケが初めてグルグルに興味を持ってくれた旅立ちの日」「ニケにとって割と致命的なグルグルへのトラウマを作ってしまった日」って構図も、そら今は完全に克服済とはいえ、「人の心とかないんか?」って気にさせるし。
2024/07/26(金) 23:12 グルグル考察 PERMALINK COM(0)
しかし自作イラスト見れば一目瞭然の私のセンスのなさで反射的に「うわっダサッ!!!!」てなったこの醜くも美しい世界の主人公の変身デザインすごいな……。

元ネタ?とおぼしきデビルマンは今見ても普通にカッコイイんだけどな……。っていうかよく見るとそんな似てないのに反射的にデビルマン?って思っちゃったのはなんでかな。

やっぱ色んな意味で完走すべきなのかな……。まあまた今度な。
2024/07/26(金) 22:25 UNARRANGEMENT PERMALINK COM(0)
リアル不倫ネタなので折り畳み
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2024/07/26(金) 19:20 雑記 PERMALINK COM(0)
ツギハギ漂流作家を読んだこともないオタクが「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!」の圧をかけて来るのがクソ気持ち悪くて、存分に何が嫌いかを語りたくて、私は辺境ブログに籠ったんだ。

あ~年上×年下の年の差カプ嫌いならまだしもそれを大正義としてストレス解消に殴って来るクソオタク共も、リバも逆カプも下剋上もみんなみんな大嫌い。ショタホモ言うてるのに触って思ったよりガチなのに引くオタクももっと嫌い。みんなみんな嫌い、私の嫌いなもん全部消し飛んで消えろ。

オラァリアタイでツギハギ漂流作家読んでたんだからな。タカヤもポルタも斬もご臨終を本誌で見届けたんだからな。
2024/07/26(金) 19:02 雑記 PERMALINK COM(0)
私は何回グルグルアニメ2017の「流星ダンスフロア」と「Magical Circle」をアニメーション見ながら聴けば気がすむんだろうか(マジで何回見ても聞いても飽きない……)

「流星ダンスフロア」のタイトルだけど、「ダンスフロア」って言葉自体は原作グルグル1、2両方に出て来る単語で、多分初めて出て来たのがグルグル無印6巻41章の「グルグルダンサー」。

ニケはこの話で、ミグミグ族の衣装を着て踊るククリを見守りながら、「かつては魔法陣というダンスフロアでダンスを踊ったたくさんのミグミグ族が、今はククリたった一人になって、魔物たちに狙われて、魔法陣の中でしか踊れない」事に想いを馳せるわけだね。

それで、「この守りたい女の子が魔法陣の外でも安心して踊れるようになる世界を見たいってだけでも魔王を倒してもいいかもしんない」と密かに決意するターニングポイント回でもある。

そういうアレとか考えると、流星、星空の下のダンスフロアって、ニケの心と裏腹に壮大なタイトルがついた曲が主題歌の一つって素敵だよね。平和な未来を感じるというか……。(実際はアニメでも、最終回ですぐ次の魔王退治の冒険に出かけちゃうんだけどさ)

まあ↑が深読み過ぎるとしても、原作で「ダンスフロア」って言葉が出て来て、おそらくそこから拾って来て流星ダンスフロアというタイトルの曲が生まれたのは間違いないと思うし、このくらいタイアップ曲として気合いの入ったボーカル曲が計4曲もあるグルグルアニメは、愛がすごいなあと感じるって話でした。

ホンットーにグルグルのために描きおろされた曲とアニメーションって感じがするから、何回見ても聞いても飽きないんだろうなぁ……。いやマジで、上手いとか下手とかの前に、まず作ってる人が原作大好きって感じるアニメ、なかなかないと思う。絶対アニメスタッフのがこんな辺境ブログでgdgd言ってるどっかのクソオタクより原作理解してるもんな。
2024/07/26(金) 18:11 グルグル考察 PERMALINK COM(0)
褒め言葉だけど、ひっでーなこの作品。冒頭からいきなり、メインヒロインのリュウナは魔王なのに女の子、サブヒロインの織田は女の子だけど結局魔王、って善人主人公の一人称語りで印象の差別化がされてるわ。

でもこれ、織田もいけなくてさ、読者から見て明らか織田は主人公のヒロの事好きなのに、この子他のヒロイン同様、主人公の事経験値とか言っちゃう。っていうかこの作品、ヒロの優しい人柄に触れて、ヒロ自身を見て、ヒロだから欲しい、大好きってアピールしてくる子がリュウナしかいない。

他のヒロイン共も一応ヒロの事好きだったんだろうけど、他のヒロインは一律ヒロの事を「倒せば経験値」としか言わない。

そら善人勇者でもリュウナ一択になりますわな。っていうか委員長のリリ子とか特に、私もゴメンこうむるという感想しか出ねえもんな。(ああいう腹黒キャラとしては大好きだが)。

流石に頑な過ぎたと思ったのか、9巻では織田をピックアップしようとしてたが、時すでに遅しって感じだったよな。っていうか夏緑先生本人が、前述のような残酷な対比をノリノリで書いていたんじゃあなあ。いうてそこは織田も今言った通りいけない点が相当あるので(最初のアピールでリュウナと同じ事が出来たら、サブヒロインなりに健闘は出来た事だろう)、ツンデレも過剰だと己を破滅に招きますね、ホント。

魔王学校は夏緑先生がラノベ仕事かなり積極的に引き受けて数出しまくってた時の作品だから、同じコメディ著作のぷいぷい!と比べても話がくだらなくて薄い欠点はあるんだが、こういう恋の頑なさだけはぜってー手抜かねぇよな、夏緑先生。流石デビュー作で「私は愛を書いていきたい」と言い切っただけある。

っていうかコレもあまりに話がくだらねぇからわかりにくいけど、主人公の置かれている状況は「周りほぼ全部敵な中、一人真実愛の女の子を愛でつつ守りつつ、憧れの親友とは遠距離友情を育んで、逆境苦難を乗り越えていく勇者の姿」だから、結構根本のテーマは真面目っちゃあ真面目なんだよな。それで最終巻は、親友やヒロインの父親との関係も昇華されて、今いる状況も悪くないってなって、これからもヒロの戦いは続く。みたいな、打ち切りっぽさはあるが綺麗に着地する感じ。

くだらん話の中に感動を見出す感じの私の性癖に、夏緑先生もやっぱり一役買ってるんだろうなぁ……。

っていうかやっぱ夏緑先生のラノベ、私だけは好きだなぁ。筆の早い商業作家だから、私でも首傾げる著作は確かに存在するんだが、それでも作家としての姿勢がとても好き、って部分がある。
2024/07/26(金) 17:28 作品感想 PERMALINK COM(0)