グルグル2の魔王ちゃん、「あの子は一度本気でニケを寝取りかけて、ククリとガチのケンカをすべきだったんじゃないか?」って言ったけど。 

多分正確に言うともっと前、初恋のシエロちゃんをかっさらって行ったシトラスちゃんと本気のケンカをすべきだったような気がする。

魔王ちゃんは衛藤先生にしてはかなり迫ったキャラで、「シエロとシトラスに最初は怒りをぶつけるつもりだった」とまでは一応言ってるけど、結局それは出来なかったんだよな。魔王ちゃん……というよりは正確に言うと衛藤先生かな、が優しすぎて。

もっと迫った漫画だったら、多分シエロとシトラスのどっちかは魔王ちゃんに殺されてるような展開だよな、アレ。殺すはやり過ぎでも、理不尽な怒りをぶつける、殺人未遂くらいまでは行ってもおかしくないよな、これが衛藤先生の描くグルグルじゃなければ。

そういう事を描くのを全力で避けたかったにしても、魔王ちゃんはシエロとシトラスを心の中で憎むくらいはしても良かったと思うんだよな。デビルククリになっても本質は良い子なくらいのククリの対としても。

まあ冷静な第三者視点で見たら憎むのも八つ当たりもお門違いだ、ってのもわかるが。作中でも「小さな子供のころの失恋でも、本人には大きな事件」と言われてる事だし、幼いなりに本気の恋をした魔王ちゃんが、その裏返しとして好きだった人、好きな人を悪気なくかっさらって行った女に理不尽な憎しみを抱くその事まで悪い事だとは別に私は思わないんだよな。

でもこんな素人でも思いつく発想がプロ作家とプロ編集にないわけがないし、本当にこういう展開が嫌だったんだろうな。衛藤先生は多分本当に何かに悪意を持つとか、悪意を持ち続けるとかが本質的に苦手、出来ない人なんだろう。グルグルランド+とか舞勇伝キタキタの後書き読むと、結構苦労人っぽいのにね。よく世界を理不尽に憎むような事がない(あったとしても、決して作品に出る事がない)ままここまでベテランの歴を重ねたよな。普通の人が出来る事じゃないと思う。

でもなんかちょっと魔王ちゃんはその優しさが仇になってるキャラのような気がする。がじぇっとの委員長とか漫画好きな男の子みたく、初恋を昇華してもらえるわけでも、新しい人生や恋に送り出してもらえるわけでもなく、結局シエロとシトラスの面影があるニケとククリに八つ当たりするだけのキャラになってしまったわけで。

そういう事が出来ないから衛藤先生の作る物語とご本人の人柄が好きなわけだけど、やっぱり魔王ちゃんに関しては可哀想に見えちゃうかな、私は。

しかしがじぇっとはちゃんと失恋も新しい人生も描けてるのに、グルグルだとなんでメインカップルから当て馬の魔王ちゃん、レイドまでこんなややっこしい事になっているのか本当に謎。それだけ思い入れがあり過ぎるのか、代表作のグルグルだけが特殊なのか……。

2の「子供のまま、大人になる事」が1のメインテーマと真逆かつ、先人がおそらくほとんどいないテーマだから苦戦するってのもわかるんだが……。

私みたいな厄介な頭おかしいオタクが、こんなタイプの作品にぬるい、ふざけているとならず、「本当に出来ないんだなぁ」と納得する辺り、衛藤先生の善が本物すぎて、時々「ホントにこの人実在すんの?」レベルに首を傾げている。(そこまで???)

なんだろう……確かに著作を読んでて優しいと感じる作者ってのは他にもいっぱいいるんだが……その中でもかなり異端な方だよね、やっぱ。

こんなに怒り、憎しみを描けない人、私は普段なら合わな過ぎてキレてるのに実際はメロメロなので、衛藤先生はホンマもんの光の創作者だと思う。この天然物の光に比べたら、自分で光とか言っちゃうタイプの創作者は、豆電球くらいショボい。

っていうか闇とか光とか自称した時点で普通に底が知れるような気がするんだが、なんで言っちゃうんだろうな、ああいうの。

自分がやべーもん作ってる自覚がなさそうな人の作るやべーもんにしかハマれないからついつい突っかかっちゃうラインなだけかもしれんが……。ああいうの、天然には勝てないよねぇ、ホント。
2024/07/25(木) 00:12 グルグル考察 PERMALINK COM(0)
小説必死こいて保存してたら、ふりーむの草ゲー企画に出そうとして本文だけ書いたおにショタBLノベルゲーデータが出て来た。今からでもしれっと出すのは出来そうだけど、もうゲーム作るのもダルイしやる気でねーな。でもマルチエンディング形式だから、本文だけ出すのも微妙だし。

っていうかティラノビルダーPRO、ちゃんと買ったのに結局無料版しか使ってないな……。ツクールは元を取ったと思うが、コレはホントに金の無駄状態だな……。
2024/07/24(水) 20:15 UNARRANGEMENT PERMALINK COM(0)
アレだよな、自分で、ショボいささやかな報酬でも「あ、やっぱガツガツしてるとダメなんだな」っての感じると、世の中にいっぱいある「自分の生命全てをかけて作りました」とか自分で言っちゃってる感じの創作が大抵なんか滑ってる理由が感覚でわかってしまって辛いな。

っていうかそんなの皆当たり前にやってるんだから、そういう重みを感じさせた時点でダメだし、何よりそういう押しつけがましさと周りの見えなさって作品に出るからそれ言っちゃった時点で終わるんだよな。

ターちゃん無印読んだけど、「大学で拳法部のサークル活動しながらコツコツ休みの日に漫画描き続けてた(そんで賞取った)」とかサラッと言ってたが、アレ結構すごくないか?っていうかターちゃんとか狂四郎みたいな超人を、何故説得力あるように描けるのか、なんとなくわかった気がするな、あのオマケ漫画で。単純に漫画が上手いってのももちろんだが、自分がそういう格闘技みたいなのやってたってのは根っこにあるんだろうなぁ。

結構経歴見ると衛藤先生とかカオス過ぎるし、徳弘先生もデビューこそ早いけど結構浪人時代とかあってそこら辺はキツかったんじゃないかなって思うけど、両者エッセイ的漫画やらインタビューやら見るとそういう事押し付けて来ないんだよな……。

私の好きなギャルゲーのダブルウィッシュで、ぶっちゃけシナリオの出来良くないけど、ファンブックインタビューでメインライターが「私自身、文字盤(作中に出て来る、願いを叶えられるアイテム)に想いを込めて書きました」みたいに言ってたのはすごく好きなんだけど……。なんか押しつけがましいのと何が違うのか、説明が難しいよな。っていうか評価低いし実際妙にホモくさい友人とか、なんか色々ズレてるけどやっぱ嫌いになり切れないなぁ、このゲーム。
2024/07/24(水) 19:55 UNARRANGEMENT PERMALINK COM(0)
しかし某氏がファフナー見てるの見たら私も見返したくなって来たな。でもアレやっぱ見返すの勇気が要るよな……。流石に細かい感想は見返さないと無理だろうけど、自分でも要所の重い印象的な部分はスラスラ出て来て驚く。当時からトラウマ級の名作だったんだなぁ……。もちろんただトラウマを植え付けるだけの作品とは違うのは理解した上で。(そういう押し付けグロだけが酷い作品、近年多くてうんざり。)

っていうか自分が今オタ活でやるべきことは新しいものを見るんじゃなく、好きだったものを見返して、今の語彙力でどこが好きかを全力で語る事のような気がする。ラピュタくらいアホほど見た作品でも新しい発見、当時も思ってたけど上手く言語化出来なかったものがいっぱいあったし……。

家の中のゴタゴタで大好きな作品とか色々放り捨てちゃってたしな……。あまりに二次元にのめり込み過ぎてて当時から家族にバカにされていたような覚えがあるけど、実際バカなんだけど、逆に言えばそれだけのめり込んでたもの放り捨てるのって、身体の内臓捨てるのと同義だよな。精神的には。グルグルアニメ見て原作買い戻して続編買って読んだら心の回復量がすごくて明らか文章力も上がったもんな。堰き止められていた経験値がいきなり全部入ったような感覚がある。

どうでもいいけど、家族全員私含めて頭おかしいのに、キチ〇イとか頭おかしいとか二次元に逃避してるとか言われたかなかったわ。職場でもそうだけど、黙ってると何言ってもやってもいいって思われるよな。もう最近は腹立ったら言うようにしてるけどさ。

なんにしても好きだった漫画もう少し買い戻そうかな、Kindleで。魔ロキと美鳥の日々と浪漫倶楽部辺りは欲しい。あとかりん。

どっちみち今書いてるラノベが終わらないと何もできん……もう一ヶ月以上も書いてるしいい加減書き終わりたい、数万字程度で苦戦しすぎ、一万字越え作品とかずいぶん久しぶりだしな……。9年ぶりくらい?(ヤベェ)応募したい賞の締め切りいつだっけ、9月1日?案外余裕ないな……。やっと今日最終章までこぎつけたから、各所に分けて保存するのに気を配りつつ頑張るか……。

小説も「別にもう無理にウケなくてもいいや」って新しいの書いたら、明らかに自分にしてはウケがいいし、(まあカクヨムでウケやすい題材で掌編ってもあるだろうけど)、家族も構ってほしい、助けてほしい子どもの頃はなんか当たりがきつくって、色々諦めて引きこもってやることになんも言わなくなったらやけに気にしてくるようになったし、これが物欲センサーってやつなのかな。本当に別にもう無理にいいんだけどな、ホント。ソシャゲのドロップみたいな、傍からみてくだらないものにしたって、私が欲しくて欲しくてたまらなかった時には来なかったし……。まあガツガツしてる人って怖いもんな。私もネットのそういう人ってもう近寄りたくないし……。そういう必死でキモくて怖いってのは、なんとなくわかるもんな。

本当に心から「無理にはいいや」って思った瞬間、伸び悩んでいた文章が急に良くなった感じがするし、少なくとも前よりかは魅力的だなぁ、と自分でも感じるの、なんか本当皮肉というか……。
2024/07/24(水) 19:11 UNARRANGEMENT PERMALINK COM(0)
ダメなアニメって、12話前後、下手するとそれ以下しか話数ないのに、まず構成がダメで、無駄な話やシーンに貴重な尺を使っちゃってる事がメチャクチャ多い気がする。

艦これ(1期も2期も)とか、フラクタルとか、あの辺ね……。多分事前準備がイマイチなまま、12話なんて無茶な尺でやるから、こうやってダメアニメが出来やすくて、この話数だとズッコケるとまき直しも難しくて、アカンものが出来やすいんだろうけど。

トップをねらえ!はTVアニメ尺で言ったらたった6話程度、吸血姫美夕OVAはたった4話と、ここら辺のOVA作品はOVAってことで製作も少し丁寧に出来たのか、こんな短い話数でやりたいことは完全にやり切れてるからすごいよな……。

それだけテレビ放映、しかも話数が少ない作品ってのは作るのが難しいんだろうなぁ……カイバくらいしかこのくらいの話数で面白かったやつがパッと浮かばないな……あとは美鳥の日々とか?
2024/07/24(水) 18:59 UNARRANGEMENT PERMALINK COM(0)
きりなしの塔攻略辺りの話、結構ギリギリの進行で緊張感もあるし、カヤがククリと対決するくだりとか、4人とも全員バラバラな事考えてて面白い。

っていうかカヤがククリと対決する時、トマがなんとなく観戦モードには絶対にならず、「どうやったら分断された状態でククリを助けられるか」に思考を集中しててなかなか切れ者感がある。

ニケの方も、スケベに一時思考が逸れていたりはするが、トマ同様、黙ってククリ単独でのバトルを見守る気は一切なくて、トマの指示の元、魔雷砲で外野から攻撃したり(ギャグっぽく失敗はしちゃうけど)、カヤみたいなやつが堂々と戦いたがるわけない、って態度は崩してないのもまた面白い。

やっぱニケクク+トマのパーティはすごくキャラもバトルもバランスが良くて面白い。衛藤先生が三人パーティのドラクエ2が一番好きなゲームとファンブックのグルグルランド+で語っていたのが良くわかるほど、この三人組パーティは安定感がある。トマが純粋に、ニケをひっくるめてククリを大切に思ってるから、いざとなったら男子二人でククリを守るぞ!みたいな流れになって、そこが真にレディーファーストな流れになるというか。個人的にも、一番見てて気持ちが良い組み合わせだなと思う。

きりなしの塔は、背を向けた状態のニケのキラキラでの奇襲がメチャクチャカッコよく決まってて、その無言の号令から一気に全員反撃に移る流れが超カッコ良かったり、とにかく見てて面白いバトルイベントが多い。

というかアラハビカもだが、衛藤先生のバトルの神髄は防衛戦じゃなかろうか?と思う。きりなしの塔防衛も、コーダイ王が世界中の冒険者に命じた、魔王軍対策だし。花の国編も、やってる事が要は「妻が誘拐されてるのに子どもが病気で動けない旦那が粉ミルクで必死に育児と看病してるような感じ」で重すぎるからギャグっぽく薄めてるっぽいが、要は男でも授乳が出来る粉ミルク代わりに、カッコイイポーズの光でプラナノの成長を助ける辺りとか、メチャクチャ必死こいててあのくだりは面白い。アラハビカ終盤でも、ニケとトマが楽しそうに戦争防衛ごっこをしてるけれど、アレはそのまんま、楽しく防衛戦を描く衛藤先生の心境が出ている感じがする。

というかプラナノに水をあげるくだりで、ニケが「母乳(で育てるん)じゃないのか」って言うけど、あれもデリカシーのないギャグと思わせて多分伏線なんだな。普通の子どもみたいに母乳で育てるわけじゃねぇから、↑の通りお父さん役のニケが、太陽の光代わりになって授乳的な事が出来るって感じの。

トマが地味キャラ、活躍を省略されるギャグをされがちなの、多分正攻法で書いたらニケククを食っちゃうくらいキャラとして強すぎるからじゃないかな……って思う。実際上記の通り、きりなしの塔辺りのトマは、良く読むと切れ者過ぎてちょっと怖い部分がある(もちろんそれは、トマが仲間の事を想ってなのもわかるが)

多分トマを直球で書くと、便利な博士キャラのが主人公状態になってたナイトゥルース状態になりかねないというか……。再登場時も、そもそもレベル10でニケククよりレベル高かったしね。今更私が言うまでもないが、衛藤先生ってやっぱバランス配分が上手いんだなぁ。

衛藤先生が多分一番得意で本人も描くのが楽しいと思われる防衛戦的な物がないのが、グルグル2のバトルがなんかこじんまりしてる印象の理由な気もする。いや弱体化の代わりにギャグヒーロー的にピンチを切り抜けるニケとか、面白いグルグルを使うククリとか、相変わらず楽しいは楽しいんだけどね。

2は敢えて「魔王」の定義を曖昧にしているのが、無印みたいに魔王軍の侵攻から勇者たちが土地を守るみたいな防衛戦にイマイチ繋げにくくて、衛藤先生の十八番が出来なかった感あるのが惜しいよな。

2は1より好きな部分も多いんだが、色々な制約が多すぎて、常に90%くらいっていうか、無印みたいに時々120、150%くらいぶっ飛んだ楽しさみたいなものはあんまない感覚がある。それでも十分楽しいんだけど。
2024/07/24(水) 18:24 グルグル考察 PERMALINK COM(0)