やきにく亭
～キャベツを添えて～

カクヨムで再公開したＭＦ大賞一次落ちラノベ、近況ノートで反省会と称してつまんないつまんないって言ってたら二名ほど見始めてて草生えるな。冗談抜きでこれ読むならパクリ元かつネット環境あればだれでも読めるだいらんどでも読んでほしいんだが……。

心底そう思ってて、読んでもらうのに執着してないから逆に気楽に興味持つ人がごく少数だが出た、と思うとやっぱり読んで読んでとか表に出しちゃダメなんだね……。

やっぱりさぁ「私の人生すべてをかけて作りました」とか「誰かに何かを残したくて作りました」とか「〇〇を伝えたくて制作（大体こういう硬い物言いをする）しました」とか、そらみんな大なり小なり思ってることだろうけど、これ作者本人に言われると普通に重くて引いちゃうんだよな。

かといってただ「クソです」とか言われても読む気しないからその辺の匙加減って難しいけど。

私？私の場合は「もうこんなダメな小説、正攻法で読む人いないから全部元ネタ吐いて開き直っちゃえ！（そしたら誰かは興味持つだろ！）」という打算でやったので計画通りですね。

しかし私、自画自賛には結構自身があるのに誉め言葉が全然出てこなくてホントにつまんないんだなって……中盤がつまんないんだよね、序盤と終盤はまだやりたいことが見えるけど。

読んでつまんなくても私知らんもんね。ちゃんとここでも「だいらんど（プレイ環境整えるのが今からだとムズイ上、プレイ動画すらあるか怪しいが、可能なら夏夢夜話も）読んでからコレ読むと作者を殴るか殺したくなる」って正直に言ってるもんね。

今別に他の小説頑張って書いてるからほんとにこんな失敗作どうでもいいんだよな。少なくともこれよりつまらんなんてことはないし……。くそ寒いけど謎に迷いがない感じのポエム文章といい、謎の勇気を作者にくれる小説ではある。

どうも私、そもそも腐女子のくせしてコンビ男子二人の話みたいなのであんまＢＬ萌えをしない臭いんだよな……。今日から俺は！みたいな、ダブル主人公兼ダブルヒロインみたいな、二人とも序盤から彼女同然の子いるみたいなのだと好物なんだが(４人もメインキャラ作るとだるすぎるので、案外ないやつ)

なんかこう、疑似ＢＬとかブロマンス狙った男二人のコンビのやつだと、魔法陣グルグルとかほうかご百物語とか、電撃のオオカミさんシリーズみたいな、公式からして恋愛相手兼有事の時の相棒とかいう男女に比べて薄く感じるというか……。すげぇ失礼だとは思うんだが。

それこそ自分で作った性癖の重爆みたいなＢＬゲーとか、それのパクリ元の一つのホモなれみたいな、相棒兼恋人(に将来なるやつ)なら言うことないけど、そういうブロマンス系ってどれだけ狙おうが「詳細はあなた方で想像してください、得意でしょ？そういうの」って投げっぱなしにされてＢＬまではいかない事がほとんどだし……。

冒頭の条件ならハガレンのエルリック兄弟いいじゃん、ってなりそうだけど、あれはエドウィンはまだしも、ちょっとアルの彼女ポジションの子が出てくるのが遅すぎると思う。ウィンリィの出番が遅かったのは編集に止められてしまったから、という事情があるのは知ってるが、アルは普通に彼女出来るのが遅すぎる。（これも趣味の中華関連を止められていた結果なのかもしれないが、そこまでは知らん）もっと今日俺くらい早く、ダブルヒーローにダブルヒロインっぽい構図がいいというか。やっぱ衛藤先生は好きでも弟子は好みそうで何かが私に合わない。っていうか荒川先生って私が好きな感じの恋愛ものめちゃくちゃ嫌いそうだし、合うわけねえな。あと正直、ダブルヒーロー的に楽しむには、アルがなんとなく不遇に感じるというか……。私の気のせいかもしれないけど。というかあれは主人公普通にエド単体だろうし。

なんにしても腐ってるくせにブロマンス相棒男子二名のバディものがあんまそそられないくさい？とか自分で書いててふざけるなって自分を締めあげたくなってきたが、趣味嗜好は締め上げた程度で変わらないしな……。

多分タイバニがフツーにBLおもろいで終わったの、おっさん受、年上受を明らかに狙っているからってだけじゃねぇな、そもそもかなり狙ってるけど肝心のところが想像任せな男子コンビがイマイチ萌えねえとかいう致命的な嗜好もかなりデカいわ。

つまり私は、ああいう男子バディものを見ると「ガチで公式でくっつくか、お互い彼女作れ。変だ」とかいうお前のほうが変な発想があるっぽいですね。

いやもう少し普通のバディものならいいんだが、タイバニまで狙っちゃうと、別に私の年上攻年下受嗜好までは配慮せんでいいから、公式で兔の方が旦那として虎を嫁に娶るくらいいかないとイマイチ萌えないんだろうな。

だってタイバニみたいに兎の方が序盤、最終回？とお姫様抱っこして、虎の方も兎の方に「まつ毛なげぇな……」とかほざくＢＬ臭い関係、なんでくっつかないか疑問じゃね？なんか肝心のところを見せてくれないエロ本みたいな消化不良感がある。

もちろん私のほうが異常者で、そこは読者に想像を任せるからアレが伝説的ジャンルになったのは理解したうえで、私には↑のような狂った発想があるっぽい。

だから公式で恋人～そこまで書かれなかったとしても、お互い恋の相手として大切と描かれることがほとんどの男女バディもののが多分私の需要を満たすんですね。ニケククは曖昧な関係だけど、公式も読者も公認のカップルだし、イタチさんと白の字は結婚して子供出来るし、 亮士くんとオオカミさんはそもそも恋人になるのが最終目標と序盤で語られるレベルだし。腐ってるくせにね。

冗談抜きでうっかり腐ったのがオタク人生最大の過ちに感じてきたわ。実際私は、あまりに趣味嗜好発想が他の腐女子とずれまくってるし、人生最大級、大失敗の過ちだと思う。

よく考えたらめちゃくちゃ腐ってて二次ＢＬ書きまくってた時も、最推し二次作家って男女カプ作者だったし、創作のお手本にしてたのも大好きな男女カプラノベとかそんなのばっかだったわ。そこで何もかもがズレてるのに、何故気づかなかったのか……。

今書いてる話のヒロイン、変な奴というか戦闘力はないが割と突拍子がない。でもこれくらいしないと溺愛とやらを受ける資格とかないよな。

なーーーーーーーーーーんでBLやら女性向け恋愛ってこう、彼氏の愛の一方通行がデフォルトなんだかなぁ～。仮に愛がなくても人間としての罪悪感とかないなら相当な自覚のないクズだよな。そんなもん二次創作時代にラブラブとか言われて見せられるのストレスしかなかったわホント。オリジ行っても普通に歩いてるだけでこういうクソな溺愛（笑）ぶち当たるしさあ。

こないだ読んだクソみたいなヤンデレ（爆笑）ヒーローものも、ヒーローもクソならヒロインもくだらねー意地張ってて、好きな男に「助けて」も言えねえからどっちもクソなんだよなあ。

少女漫画とも外れるちょっと年齢層上の女性向け恋愛、ほんま作者の人間性や萌えからして合わねーこと多過ぎだわ。下手くそな少女漫画家が厨二病患ったようなクソサク多過ぎ。少女漫画すら読んだことあるのか怪しい作家多過ぎ。対して好きでもねえのに恋愛モノなんかかくんじゃねえよ、掘りの時邪魔くせえんだわ、ホント。

死神姫の再婚のアリシアみたいな、本人に戦闘能力はないが本人もメインヒーロー・サブヒーロー達並にヤバくて、やれる事全部やって頑張るヒロイン（受）ってホントちょっと年齢層上の女性向けになると急に消える。

子ども向けと違って、大人はつまんなくてもまあまあ読んでくれること多いから読者のこと舐めてんのかな。そうとしか思えなくなってきた。

今書いてるの、コレでもまだ甘いからちゃんと恋の自覚と初邂逅シーンは書き直して強化せんとなー。

っていうか「私（或いは僕）なんて釣り合わない……」とか思うんなら、赤毛のアンのダイアナとアンの知り合いのオールドミス女みたいに、彼氏の親に促されるままにわざとフッて以後二度と会わないくらいやれよ。ダイアナとアンだってそこまでやってた覚悟を知った上で初めて、変なオールドミス女のババアを褒めてたんだからさぁ。それほどの覚悟もねえくせに、バカップルの痴話喧嘩の範囲を悲劇みたいに描くな、氏ねじゃなくて死ね。バカップル共も作者も死ね。

っていうかさあ、女性向け恋愛書くならロミジュリと赤毛のアンくらい最低限読んどけよ本当……それで女性向け恋愛悲劇ってお前……。指輪物語だのゲド戦記だの、私もつまんなくて何回も挫折しｔるようなファンタジーはともかく、恋愛物の名作くらい恋愛さっかするなら好き嫌いはさておき目を通しておけよホント。なーんで徳弘正也先生とか衛藤ヒロユキ先生とか少年漫画家のが、この辺の恋愛もの読んで情熱的に取り入れた痕跡あるんだろうな。

もうくだらねーから「ぼく（私）にはふさわしくない……」とか言い出した時点で、内容を一応把握しておきたい古典以外は読むのやめてその場で切り捨てることにしよう。萌えるどころじゃねえわ、読むだけ時間のムダ。

好きな作家で↑の展開なんの工夫もなく入れる人みたことないし、そもそもコレ入れる人いなかった気がするし、コレを悲劇として描く時点で、もうその作家と人間が合わない、どれだけ私より上手くて性格も良くても、合わない。

ある「作家のたまご」の作家人生

この人、自主企画で片っ端から色んな作者の小説読みまくってレビューつけてる時も「なんかこの人だけ短文でも文章のキレが違うなぁ」って思ったけど、プロやってた時あったのか。なるほどなぁ。

プロの文章と上手い素人文ってなんかが違うんだけど説明が難しいなぁ。小説は特に「構成力」辺りが違って来ると思うんだが、それだけじゃなくて文章の抽出方法と、スラスラ読ませられる技術が根本から違う感じがする。

シンプルに言うと「キレ」が違う。もちろん趣味人の小説だってすごく面白い物はたくさんあるし、私にとってプロよりいい物書くもたくさんあるけど、やっぱり何かが「違う」と感じる。ただ技術だけではない何かが。薔薇とチューリップを比べるようなもんで、そもそも開花時期も生態も綺麗の種類も違うってだけなんだけど、なんか時々妙に引っかかると大体プロ、元プロって事はちょいちょいあるな。もちろん私も素人そのものだし、いつも当たるとは限らんのだが。

もちろん薔薇がチューリップの中に混じってたと気づいたって、「こっちやあっちのチューリップのが良いな」ってなる事はあるけど、皆の遊び場に大人っぽい知らない子がいつの間にか馴染んでて、ピリッとするような感覚は時々あるかなって。それが個人的に良いにしろ、悪いにしろ。

しかしこんな風に真剣に文章指南して貰う機会は欲しい気がする。でも私ってその辺耐えられるメンタルあるか怪しいなあ……。

やっぱりカクヨムで無差別に読んでレビュー書くの、自分にとっての実入りがすごく多い。

でもなんか一回短編レビュー書いてだけで、こっちの作品興味もないのにアカウントフォローされたり、ウエメセでなんか言われたりとベタベタされるのがもうウザったいんだよなあ……。

もうここ読んでるのなんて可愛い身内と自分から好きでずっとベタベタしてるカピさんしかほぼいないだろうから言っちゃうけどさあ、短編一個にレビューつけた程度、別に私にとっては呼吸と同じで当たり前で、そっちへの好意でもなんでもないんだよなあ。

作品を熟読して、自分がこの作品のどこが気に入って、どう良かったか言語化する事が好きで、短編だとそこまでの流れが楽で楽しいからよく短編で無差別にやってたってだけっていうかさあ。そら私はウソつくのは嫌いだから、褒め言葉自体はホントだけど。ウエメセで何か言われてカチンと来ないほど、妙にまとわりつかれて不気味に感じないほど、そっちの信者なわけないじゃん。

長編何作も平らげて毎回コメントやレビューつけてる作家さんはもちろんそのくらいのファンだけどさ。っていうか短編一個気に入ってくれたからって長編がいけるか、次も合うかなんて誰にもわからないと思うのになんでそんな自信満々に無邪気にレビュー1個程度で盲信できるのか私にはわからん。私も読者は少ないけど、特定のジャンル、キャラやカプ属性の時にだけ読みに来る人はいるし、それはそれで構わないと思っているし。

そもそもその人が特別だから感想送る人なんてほぼいないって！感想送るタイプの読者がその作品を手に取っただけだって！やめようや、やたらキラキラした感想神話は！

【出典　スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル７巻　第５２章　盗賊入門】



【出典　スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル２巻 内表紙】

改めて並べると同じメシマズに対して反応の格差があり過ぎだろ。作った本人の前でごみばこに捨てるなやｗｗｗｗｗいやまだお料理手慣れてない頃のククリちゃんと、最初から壊滅的に料理の腕前が終わってるお頭じゃあ、そもそも食えるマズさと食えないマズさで全然違うってわかるけど。

わかるけど、二人とも金も食料もなくて腹減ってた時にタダで飯食わせてくれた人にこんな態度取れないだろ普通ｗｗｗｗってクソ笑うんだよな、ニケのゴミ箱スープ挙動。

私もまあ、お頭のスープは完食出来ないかもしれんが、それにしたってごみばこスープはちょっとこんな堂々と出来ないかな……ｗｗｗｗｗって感じがする。

いや私は好きな男子キャラのこういう挙動の格差を見るのが人生の楽しみだから、ニケにはずっとそのままでいてほしいんだけどさ。グルグル２でもククリちゃんとそれ以外で差は見えるけど、無印のコレほど酷い（最高の褒め言葉のつもり）差はもう拝めないよね、ニケもだいぶ落ち着いてしまったから……。


擁護しとくと、ニケは基本誰に対してもお人よしではある、けど、そういう奴にこういう残酷なところがあるのが死ぬほど興奮する性質のオタクで……。

私の理想の男子の挙動がグルグルのニケとエスケイプスピイドの九曜みたいな、「好きな人は死ぬほど大切に庇護するけど本命以外にクソ冷たい時がある」みたいなアレなんだが、これ多分賛否分かれるよな……。

いつも当て馬の扱いが悪過ぎとかピーチクパーチクうるせー声聞いたもんな……。んな事言ったって好きな人とそうじゃない人だったらそら格差出て当たり前じゃねぇ？

Twitter（X）時代は言えなかったけど、私みたいな恋愛経験ないオタクだって、好きな作家贔屓くらいあるしなぁ。

みつめてナイトってゲームで、攻略キャラの二者択一迫られるけど、寄って来た女ガン無視で今デートしてる女超贔屓して撃退する、って選択が取れたの未だにギャルゲー感動体験として私の中で歴史に残ってるレベルなんだが、これホント理解してくれる人少ないんだろうな……。いやでもノエルガン無視してテディー好き好き言ったらめちゃくちゃ嬉しそうな女の顔で喜んでくれたの今でも覚えてるわ。どうしてテディーがあんな嬉しそうだったのか、私も女の端くれだからわかるよ……。あのゲーム、結局全員はやらんかったけど一番好きなのテディーかも。一緒に来てくれるタイプのヒロインだし。

みつめてナイトはギャルゲーの皮肉として作った、ってはっきり製作スタッフが言ってるんだけど、その上でちゃんと恋愛物として面白いんだよね、癖は強いけど。つまりギャルゲー版MOONみたいなゲームではある。でもちゃんと手抜いてないから純粋なギャルゲーとして面白い。確かに手放しハッピーじゃないんだけど。

まあそれはさておき、やっぱ愛は贔屓だよ。ニケは好きな子が作ったまだ下手だった頃の料理はちゃんと食うけど、お頭のクソまずスープはごみばこに捨てるし、九曜はむしろ、本命と人間的にタイプな女の子以外は女子全般クッソ苦手だよ。って言いたかった。

恋愛観、男女観をはっきり言葉にしている上でとても共感出来るのはやっぱり三条陸先生なんだよな。勇者アバンで、アバン先生がおとぎり姫と対決する時、はっきり本命のフローラ様との格差が語られるし、マトリフ師匠も生涯唯一の本気の女に対して「好敵手的な実力を認めながらも、好きな女だから本気で殴り合えなかった」言うてるんだが、ここら辺すごく共感出来るというか……。私がおとぎり姫的立場にいたとしても、やっぱアバン先生くらいキッパリしてくれないと逆に軽蔑するというか……まあ我ながら面倒くさい思考回路してますわな。