やきにく亭
～キャベツを添えて～

勇者募集！！
魔王を倒した者に
金５万を与え
コーダイ王国の王子とする
　　　　　　コーダイ国王


↑がグルグル第１章で王様のおふれの立て札に刺さっていた看板なんだけど（ちなみにアニメは何故か勇者募集中！！と微妙なマイチェンがされている。わかりやすさ重視？）この話って多分別に衛藤先生が忘れてるわけじゃなくてわざと掘り下げなかったってことだよな？

理由としては

１.緩いギャグなので結構流してしまうが、２巻で王様にあっかんべーしてククリとルンルンについて行った時点で、王様に背いている

２．ククリの恋するハートが発動した時点でニケもアスタナシアに行っちゃう（最終的には戻って来るけど、戻ってこれない前提の文脈だった）から王子になるのは無理

３．掘り下げたところで、おそらくククリは王女様になれない（ミグミグ族と闇魔法を差別しているくせに利用しているという構図だし……）からニケも乗らないと思われる（この想像が合ってるかは知らんが、敢えて裏設定に隠した部分が露出する形になり、暗くなるのは確実）

みたいな。

そういえば２巻で王様がニケを勧誘する時も勇者勇者でククリは無視してんだよな……。一緒に引きこめばいいじゃんね。しないってのはまあ……そういう事(闇魔法差別ってのがあの世界の根底にあるから)だよね。多分。

まあ多分アラハビカのニケの扱い的にも、第１章のククリのお迎えの構図的にも、ニケは国の肩書きじゃなくて、ククリの王子様って事なんだろうけど。それはそれですごく素敵な話なんだけど、同時にやっぱりこの漫画、裏設定的には切ない要素があるんだね……。

この辺触れたらニケがどれだけ素敵な王子様かってもっと伝わると思うんだけど、（多分）わざと触れてない事に私ごときがなんか言ってもしょうがないな……。

というかこの立て看板が多分もう伏線状態というか、ここに王女とする、って描いてない時点でククリはククリルクで言ってたお姫様に、国の肩書き的な意味ではなれる可能性がないという空気を感じる。そういう深読みすると、アラハビカの夢の中でお姫様になるって構図も少し切ないな。アレが本当なのと、本当の理想郷を作る戦いだったってとこがあの話の構成のすばらしさではあるんだが。

衛藤先生があまり細かい事を決めて描くのが嫌い、とは存じているが、キャラとか世界の中枢、核心部分は相当頑なな気配を感じるし、初期から「世界を救ったものが王家に入ってハッピーエンド」という想定はないように思う。ドラクエパロ要素もある作品だから、最後世界を救った勇者たちが帰ってこれないみたいな大筋をなぞるような想定は初期からあったんじゃないかな感が。つじつま合わせが上手すぎで、この辺がどこまで想定としてあったのか、アドリブなのかはわからんけど……。（トマ、キタキタおやじがレギュラーもアドリブだったらしいしな……）

まあその辺の邪推とか、作品の裏設定（状態の設定）置いといてもククリとニケらしいオチじゃないしな。

ぼんやり覚えているアニメ二期、ドキドキ伝説のラストも、二人の冒険は続く！という打ち切りエンドだったと思うのだが、アレは原作のストックがないとか打ち切りとか置いといても、グルグルとしては最高のラストなんだろう。（アニメ三期も、わざわざオリジナルの流れで２の旅立ちに繋げてるし……）

ここら辺、アニメ１期もそうならＧＢＣのドキドキ伝説、ＳＦＣのグルグル２も全部そんなようなオチ（魔王倒すまでいかない）らしいのすごいな……。誰か、どれか一個くらい、↑の設定拾って魔王倒して王族に入るオチとかやらかしてもおかしくないのにな。誰もそんな事思わなかったくさい、って足並みの揃い方になんかビビるの私だけ？監修入ってる作品もあるだろうけど全部でストップかけるような人なのか？ってなるしやっぱ自然と足並みがそろったんだろうな……。

でもこの二人ってホント、冒険が似合うというか冒険しないで隠居状態が想像出来ない感じではある……。２のオチはどうなるんだろうなぁ、良くある〇年後……で結婚してるパターンは絶対ない気がする。

グルグルといえばあのドラクエ風ウィンドウ表示＆ニケの勇者の力が消えてる件だが、


【出典　スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル２ １巻　１章　ジミナ村】

よく考えたらもう２の第１章冒頭の時点で、もうグルグルが使えないククリと一緒にただの学生って冒頭で出てるじゃんね、ニケ……。



【出典　スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル １巻　１章　ジミナ村】

１は何も判明してない第１章時点で勇者、ってステータス表示が出てるのにね。



【出典　スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル２ １巻　１章　ジミナ村】
でもニケは王様に呼び出された時点で表示が変わるんだよな。もう勇者の力がないのに。


【出典　スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル２ １巻　１章　ジミナ村】

で、ククリはグルグルをもう一回使えるようになって、それで王様に呼ばれて、やっとこのお馴染み表示が出る。


【出典　スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル２ １巻　２章　コーダイ城】

っていうかニケは１～２話とステータス表示が安定しない。一見ギャグに見えるけど……。

↓の記事でも言った通り、グルグル２の１～３章辺りは説明が難しい違和感がすごくあるし、多分これは王様にどう思われるかで立場が変わるあやふやさを示しているのではないだろうか？



【出典　スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル２ １巻　１章　ジミナ村】
考えてみると２の第１話は、ニケの両親すら比較的普通の親の挙動になった上で、「元勇者」とか言ってるな。

やっぱ１序盤でニケが勇者を嫌がるのと、２序盤でニケが勇者を嫌がるのって意味合いがちょっと違うんだよね。もちろんニケだから面倒くさいもあると思うんだけど、第５章の葛藤を見る限り、もう勇者の力がない、ってのが大きな理由なんだろう。



【出典　スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル２ １巻　１章　ジミナ村】

ここのやり取りも今風になってて笑うけど、もうこの時点で勇者の力がないのにこんな事言ってるって思うとちょっと切ないよな。

この辺私の妄想ではなくて、



王様に呼び出された時も、


【出典　スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル２ １巻　２章　コーダイ城】

旅立てと言われた時も、ニケは真面目に困ってるんだよな。

無印２巻・ククリルクでオババが言ってる通り、ミグミグ族の宿命を押し付けられ、「極秘の魔法兵器」として秘匿して育てられていたのはククリの方なんだけど、勇者とかそういう宿命に押されて旅に出なきゃいけないのはホントにただの村人のはずのニケの方なんだよな……。

他の作品のニケ的ポジション（出身的には、ただの村人）なら、周囲に言われる理由がないから、自分があの子の力になりたいって食い下がらなきゃいけないと思うんだが、ニケは違うんだよな。周囲に魔王を倒す勇者って言われて旅に出ないといけない上で、ニケの旅に出る理由はククリを守りたいしかないみたいな……。


【出典　スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル２ １巻　１章　ジミナ村】

なんにしても、学校の矢印看板と逆の方向に歩いて行く二人が楽しそうだからそれでいいんだろうし、実際そういう話なんだとは思う。

グルグル２、１よりギャグ控えめだからわかりやすくなってるかと思いきや、１よりミステリー仕立てに拍車がかかって１より解読が難しい……。

【出典　スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル２ １巻　１章　ジミナ村】

あらためてよーーーーーーく１話２話の王様の呼び出しのくだり読んでたが、なんかやっぱ変だよなぁここ……城の使いククリガン無視じゃん。（ニケが話かけてなかったら完全に蚊帳の外やん……）しかもコレ、バカみたいなノリで誤魔化してるけどやっぱニケも脅されてるよね？

で、なんでククリがここで蚊帳の外か、っつーとククリ本人が言ってる通り、もうグルグルが使えないからなんだろうけど。それにしたって世界救ったんだからなんか一声かけてもいいような気がするんだが……ま、この世界で率先してミグミグ族と闇魔法追いやったのコーダイ王家だから力がなければ用はない、ってそういうことなんだろうけど……。（ククリにも学校行かせて金も渡してるからそこら辺わかりづらいよね……）


【出典　スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル２ １巻　１章　ジミナ村】

で、態度変えてこうやってククリまで呼び出したのも、またグルグル使えるようになったからでしょ？いや、確かにグルグルにおいて何が重要かってニケとククリが一緒に冒険する事ではあってククリが喜んでる事が大事なんだとは思うが……。ここ素直に喜んでいいのかなあ？

引用画像二枚とも、二人とも勇者の力もグルグルの力も消えてた状態での反応だから、やっぱり二人とも「勇者」と「グルグル使い」じゃないと旅に出ちゃダメだと思っている。アニメ３期の追加エピローグは明らかに原作２を意識したものなのに、ただのニケとククリが旅に出ているあの世界線が完全にアニメ別時空なのがこうやって良く読むとわかる。本当に悲しい。




【出典　スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル２ １巻　２章　コーダイ城】

やっぱりここも王様がほとんど勇者（ニケ）にしか触れてないの変じゃね？感ある。ニケの態度もなんか変だよな。終始こんな変な顔してふざけてるの、ニケがやりそうでやらんような気がするというか……。やっぱりほとんど無視されてるククリを気づかってバカな挙動＆横暴に二人見送りを要求してると考えた方がしっくり来るというか……。


【出典　スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル２ １巻　２章　コーダイ城】
旅立ちの日にこうやってふざけた事二人でやって、


【出典　スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル２ １巻　２章　コーダイ城】

ただのアホと言われた上で、



【出典　スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル２ １巻　３章　ジェム平原】

二人で王様の話キャンセルして、

」
【出典　スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル２ １巻　３章　ジェム平原】

二人で勇者のあかしも食べちゃって、


【出典　スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル２ １巻　４章　ジラン大陸へ】

そしたらホントに今のニケに勇者の証がない事が発覚する。っていう……。


【出典　スクウェア・エニックス/衛藤ヒロユキ/魔法陣グルグル２ １巻　５章　キタの町①】
で、この５話ほど続いた勇者うんぬん話は、そばにいる女の子の励ましで、ニケの中で結論が出るって綺麗なオチがつくわけだな。



この言いがかりかもしれない推測がどこまで当たってるか自信がないが、やっぱり６～８割くらいは当たってる感触あるな……。少なくとも引用した流れが繋がってるのは間違ってない気がする（ふざけた装備～王様の話キャンセル～証を食べる～ホントに証がない～証なんてなくていい）

王様がククリ無視してねぇ？はちょっと自信ないけどやっぱ当たってしまってる気がするんだよな……考えてみたらさぁ、ミグミグ族が魔王ギリ封印したのはククリが初めてじゃなくて、数百年前にも世界救ってるのに、ミグミグ族差別も闇魔法差別もってなくなってないんだよね……。

こうやって原作２序盤をじっくり各所拾ってみると、最終的には「勇者の証なんてなくていい」って二人の行動が示してるので、アニメ３期のエピローグも、原作が出来なかった事をしたというよりは、明確に、わかりやすく圧縮したと言った方が正しいのかも……？いや、それでもコレはやっぱククリの葛藤（グルグル使いじゃなきゃ勇者と旅立てない）が解消される流れじゃねぇな……やっぱ２０１７年アニメ最終話のエピローグは、原作の二人がやってそうで一番出来てない事を叶えた形だと思う。とても悲しい(この記事だけで二回目)。原作だって二人とも、本音は建て前や力がなくても一緒に旅に出たいって思ってると思うんだけどな……。っていうかプレイ動画覗いたら、２０年前くらいに出てるＧＢＣの作品でも「魔王倒しても一緒に旅しようぜ」ってニケ言えてるのにな……。何故原作だけがこんなささやかな事言えないんだ……。

グルグル２はよくわからない、話に脈絡や文脈がないと言われてるし私も半分くらいはそう思うが、なんかこんな感じで、良く読んで要所らしきものをまとめてみると、１以上に裏の意図的には丁寧に作ってある気配はある。あるが、これが言いがかりなのか正解に近いのかも記事書いててわからないし、読み解いたところで根本の何かが切ない気配があるというか……。

もはや病気状態でグルグルの変な考察もどきをここ数ヶ月書き続けているが、グルグル２はニケククの友達以上恋人未満を深く考えず読むだけで良いような気はする。

とにかく、ここら辺の第１話～旅立ちまでの流れ、違和感感じたのはマジだし、ギャグも笑ったけど「流石にニケとククリといえど、ボケ過ぎじゃね？」ってギャグにすら違和感あったのは確か。

ククリが私をあ・げ・る♡とか言ったとして（言わない）、ニケは結局紳士だと思うが、ニケがオレをあ・げ・る♡と言ったとしたら（言わない）ククリは頑張って自分を襲わせる方向へ誘導してほしい。っていうかそういう薄い本が欲しい。

っていうかこの二人どっちかが積極的なら終わるからニケに媚薬でもぶち込んでセックスしないと出れない部屋に放り込めばええんや。

一個前の記事とテンションが違い過ぎだぞ、頭大丈夫？

2017年版アニメ最終回のエピローグ、普通の作品なら多分ニケも含めて何の能力もなくなっちゃった二人がまた旅に……って、苦難しかなくて明るく見せても重い、ってなっちゃうけど、そういう意図はないんだろうな。ただのニケって呼んでほしいニケが、なんの力もないククリとまた旅に出るってのが最高のラストってそういう解釈よなぁ。グルグル２に繋げない（ククリの力が復活しない、あの後続けるなら復活するんだろうけど）ラストなのはそういう事よな。もう一度第一話の構図再現して、また手を差し出しながら言ったニケの台詞、よくあんなの思いつくよなぁ。好きとか愛してる言わせるのは簡単なんだけど、この作品とこのキャラならこれしかない！みたいな愛の告白って、考えるの難しいよね。言っちゃあなんだが、これもなかなか伝わらん部類な気がするし……。

仲が良いようで何かずっとすれ違っている（と思う）二人が最高に噛み合ったこの瞬間、多分現状このアニメでしか見れない……。

公式続編が出来なかったこんな当たり前で大事な事をアニメがやってるのすごいな……。結局２も二人はすれ違ったままというか、ニケは勇者の力もないのになんで旅だったんだろう、って思ってたし言ってたし、ククリもグルグルが使えないんじゃニケと旅に出られないって思ってたわけだし。アニメでお出しされた結論を鑑みるとほんと不思議というか、力とか魔王とか関係なく、二人が一緒に旅に出たいならそれでいいのに、何故原作２の第一話はアニメ最終話のような旅立ちの流れになり得なかったのか？悪いとか良いとかじゃなくて純粋に不思議だよね。やっぱ告白がスカった、ってのもデカいんだろうな……。アニメは告白がスカった、みたいな部分に触れてないというか、あのアニメだとスカってないって感じの解釈なんだと思うけど。ちゃんと最後、ククリがニケくんって呼べているから。

やっぱりアニメって、単に尺が足りなくて削った以上の事してるよなぁ……。可能な限り二人の齟齬を無くして、わかりづらい部分を上手く強調してるっていうか。

無印のバトーハの塔は恋の恐ろしさに触れててじっくり読むと深いなぁ、とか考えながら思ったが、ニケってホント「恋をして恐ろしい面、勝手な面が出る」みたいな恋愛のマイナスの王道出ないよなぁ……。流石にレイドには言葉でも対抗したりするし（前述のバトーハの塔でも）、シュギ村の強盗みたいな買い物が多分ククリとの買い物の約束守るためなら、そういう「あの子のためならなんだって」みたいな怖さはあるのかな、って思うけど、ちょっと自分で言ってて自信ないというか……。

２のズックニィで、竜ニケがククリだけを連れ去ったのは、多分ニケの二人きりになりたいって願望が出たんじゃないか、って前の記事でも言ったけど、これも恋をする事で出て来る恐ろしさ、まで言うのは言い過ぎよねぇ。さらってしまいたい、みたいな気持ちはあるのかなー？って推測は出来るけど、「ククリ好きだ！だからオヒメサマダッコをするんだよ！」という夢の中の言葉通りの、ホントに素直な気持ちだとすると、どっちかというとうおっ純真まぶし！案件な気もするし……。

そもそもの魔法の性質も根っからの光だし、アニメ２０１７でも、闇の中のお姫様を光の外へ連れ出すって面が強調されてるし、ニケは恋をして素敵な人になる、みたいなプラスを描く担当なのかなぁ……。この推測は多分そんな間違ってないよな。恋をして悩んだり傷ついたり、闇に堕ちたりするのはククリの方だし。ニケはククリと旅に出て楽しい、色んな事を知れた、って言ってるしな……。

名前で呼んでほしい、ってのもあまりに恋人のお願いとしてささやか過ぎるよな。ニケ、スケベっていうけど手つなぎたいとか抱きつかれたいとかそんな程度の自分からの要求も全然ないっていうか……。覗きはしたがるけどお触りは自主的に御法度というか変態紳士過ぎって言うか……。

２は暗喩的にはちょっと独占欲とか食べちゃいたいとか表現されてる気はするんだけど……。前述のズックニィのさらってしまいたいとか、二人きりになりたいっぽいとかもだけど、ククリの月を食べるとかね。ホントここら辺、推測の域を出ないのがね……。あ～ホントあの2017アニメの神解釈咀嚼スタッフが２アニメ化してくれねぇかな……。

ニケが恋愛沙汰で唯一怖かったの、無印の最終決戦でカヤを脅したくらい？ アレもアニメでやっと怖い、くらいな気はするけどね……。ホント衛藤先生、優しすぎてああいうの描くの苦手だよね……。プロダクションIGが時々本気の怖さ描いてるアニメと比較すると、ホント苦手なのがわかる。２で何回か、あっさりニケが消えてなくなるみたいなサラッとした怖さは上手いんだけどな。いやアレはホント怖い。チートで巻き戻されるじゃん、って言われても怖い。

まあなんつーか、ギャグでかく乱されるけどやっぱニケって理想の王子様なんだよなぁ、少女漫画の、お姫様の。決してお姫様を害する事のない優しい王子様。こんなん少女漫画でもいねーぞ。うーん、２終わるまでに一回くらいは見たいけどなぁ、ニケの男子の身勝手な欲みたいなのの、明確な奴……それやったらニケじゃないかなぁ……。自分から思わずキスくらい希望してもええか？そこは流石に序盤から伏線張ってるから回収されるよな？してくれ。